★宮司愛海インタビュー 後編 昨年4月から始まったフジテレビ系のスポーツニュース番組『S-PARK』(毎週・土曜23…
★宮司愛海インタビュー 後編
昨年4月から始まったフジテレビ系のスポーツニュース番組『S-PARK』(毎週・土曜23:45~、日曜23:15~)。メインキャスターとして番組を仕切り、真剣かつ誠実にスポーツと向き合い、ときには愛くるしい表情を見せながら競技の魅力を伝えているのが、入社して5年目となる宮司愛海アナウンサーだ。前回に続いて、後編では夢を叶えてアナウンサーになるまでの経緯やプライベートについても話を聞いた。その意外な(?)素顔とは…。

Sportivaも読んでくれているという宮司愛海さん
―― (前編で)よく反省されるというお話がありましたが、番組のTwitterの反省会(動画)のなかで宮司さんがアナウンサーになりたかったのは、小学4年生の時だったという話がありました。そのタイミングになったきっかけが何かあったのですか。
宮司 覚えているのは、本当に些細なことで、母親が「アナウンサーってよく気がつくし、頭も回るし、すごいよね」と言うのを聞いて、「ああ、そうだな。すごいんだな」と思ったのがきっかけだったと思うんです。それがちょうど小学校4年生ぐらいの時です。
―― そこから一度もブレなかったんですか。
宮司 いえいえ。ずっと(頭の)片隅にはあったんですけれども、福岡で普通に学校に通っていて、「無理でしょ」ってどこかで思っていました。でも、東京の(早稲田)大学に出てきて、アナウンサーを志す友だちに出会って、サークルでちょっと話す練習をしてみたりして。けど、そのときも自分には向いてないんだなと思って、大学に入ってすぐ諦めちゃったんです。フリートークも全然うまくならないし、「私、話すの下手なんだ」みたいな。
―― でも、そこからまた切り替わったタイミングがあったんですね。
宮司 大学3年生の時に就活が始まるじゃないですか。そのタイミングで大学を休学して、半年ほど海外へ行ってワーキングホリデーで働くという経験をしたんです。けど、そこから日本に帰ってきて、あらためて「小さい頃になりたいって思っていたな」って。やっぱり人生、後悔のないように生きるのが大事かもしれないって、海外に行ったことで思って。もう一回チャレンジ、トライしてみようと思ったんです。
―― 息抜きとかはどういうことをされていますか。
宮司 お酒を飲んで寝る、ですね(笑)。番組が終わった後、帰って、家でも絶対に反省会をするんです。だいたいビールを飲みながら録画した番組を見て、その日「あ~、これはできなかった」「この時こうじゃなかったって思ったんだけど、本当にそのとおりだった」みたいな。全部自分の中で「これはこうして、次はこうして」みたいな反省会をして。負の感情を残さないようにして寝るようにしています。
―― 寝て時間がたてば切り替えられるという感じなんですね。
宮司 はい。睡眠が自分にとってはすごく大事なんです。睡眠不足になると本当に余裕が持てなくなるタイプなので。
―― 頭も回らなくなりますよね。
宮司 そうなんです。で、それがストレスになってまた悪循環になっちゃうので、睡眠の質を上げなきゃと思って、すごくいいマットレスを買ったっていう(笑)。
―― 共感されている方は多いと思います。
宮司 あと、枕もオーダーメイドで作りました。
―― 『S-PARK』には、「スパークカム」や「追球取材」など面白いコーナーがありますが、宮司さんの中で好きな企画はありますか。
宮司 見ていて面白いのは、最近野球だけじゃなく、いろんな競技でも試みているんですけれども、「スパークカム」は、その専門家の方が大事な場面を解説してくださるという意味ではすごく好きで。この前も野村弘樹(元横浜ベイスターズ)さんがピッチャーの心情を解説してくださって。そういうのは(プロの方じゃないと)わからないことってあるじゃないですか。こういう時にこういうことを考えていて、あえてボール球を1つ入れるとか。それを知らないままで見たら、「ああ、コントロールが悪くなってしまったのかな?」で終わるところが、あえて一球外すことで次の球への反応を鈍らせるとか。そういう駆け引きを説明してもらえるので、「スパークカム」が面白いなと。手前味噌ですけど。
―― こんな企画をやってみたいとかありますか。ファンの方は宮司さん自身がスポーツに挑戦している姿を見たいと思っている人が多いかと思いますが。
宮司 いえいえ。何の需要もないので(笑)。本当に何もできないまま終わるから、それは絶対もう(ないです)。

Sportivaの取材との共通点でも話が盛り上がった
―― でも、現場に行かれると、そういう機会はありませんか。
宮司 西武のキャンプに今年行った時に、山川穂高選手に密着して話を聞かせていただいて。西武はその日、1日の終わりに坂道ダッシュをするんですよ。で、山川さんに「ちょっと」って呼ばれて、同い年なんですけど「(一緒に)走ろうや」と提案してもらって。
―― 選手に誘われることはありそうですね。その時はいかがでしたか。
宮司 すごいハンデをもらってやったんですけど、(競争して)負けるっていう。ちょっと運動ができなさすぎて、成り立たない気がします。あとは…アスリートの方ってそのスポーツだけをずっとやられてきた方が多いので、ケガが起きない範囲で違う競技に挑戦すると、どうなるのかなって気になったことはあります。
―― 面白そうですね。
宮司 つい最近もバレーの柳田将洋選手が、リハビリ中に違う競技の選手と話をしていて、すごく自分の体の使い方を考え直すきっかけになったとおっしゃっていて。その選手はフェンシングの選手だったらしいんですけど、柳田さんがフェンシングをしたらどうなるんだろうって、その時思ったんです。だから、アスリートの方が他の競技にチャレンジしたらどういうふうなことを思うのかとか、ちょっと興味があります。
―― 違った競技の選手が一緒にキャンプをすることがありますね。
宮司 そうですね。自主トレの期間ですよね。
―― 最後に、『S-PARK』には「10秒チャレンジ」という企画(ストップウオッチ見ずに自分の感覚で10秒ピッタリのタイムを目指す)がありますが、挑戦してもらえないでしょうか。
宮司 えっ、ほんとですか? わかりました。
ということで、その場にいた番組スタッフの方に「10秒ピッタリ出たら、焼き肉のお食事券ですよ」という約束をとりつけて挑戦してもらうことに。
宮司 (始めて)いいですか? えー、緊張する(笑)。じゃあ、行きます。「レディー、スパーク!」
―― (宮司アナがストップウオッチを止めたあとに)タイムの発表をお願いします。
宮司 (タイムを)見ていいですか? 行きます! 発表します! スパーク選手権、挑戦の結果は……あ~マジか~。

タイムを見て
「くぅ~」と悔しがった宮司アナ
―― 何秒でしょう。
宮司 10秒40。ビミョ~(笑)。超えちゃったかぁ。まあまあ超えましたね。
―― 感想をお願いします。
宮司 いつもは挑戦してくださるみなさんに「いやー、超えたでしょう」とか「ちょっと早かったですね」とか気軽に感想を言っていた手前、10秒を超えるタイムが出ちゃうとは。10秒を切るギリギリ、せめて9秒5ぐらいを出したかったんですけど、まさか超えてしまって。これが番組だったら、うまく尺(放送時間内)に収められなかったことになるので、お恥ずかしい限りです(笑)。