悲願のスーパーラグビー初制覇まであとひとつ迫ったハリケーンズ(ニュージーランド)。決勝進出は2年連続3回目だ。2006年大会はクルセイダーズに12-19と惜敗、昨年はホームでファイナルを戦ったがハイランダーズに14-21で敗れ、初の南半球…

 悲願のスーパーラグビー初制覇まであとひとつ迫ったハリケーンズ(ニュージーランド)。決勝進出は2年連続3回目だ。2006年大会はクルセイダーズに12-19と惜敗、昨年はホームでファイナルを戦ったがハイランダーズに14-21で敗れ、初の南半球タイトルを逃した。今年こそ、ファンの前で高々と栄冠を掲げたい。今週土曜日、地元のウェリントンで南アフリカのライオンズと対戦する。

 チケットは完売となり、試合会場のウエストパック・スタジアムは3万6500人で埋まりそうだ。

 就任2年目、そして2年連続で決勝に導いたクリス・ボイド ヘッドコーチは、準々決勝でろっ骨を痛めた主将のHOデイン・コールズを先発起用したいと思っているが、決戦の日にプレーできる状態ではないと判断すれば、試合登録メンバーから外すこととなる。コールズは先週末の準決勝でも先発予定だったが、回復は十分ではなく、結局、欠場した。

 そのほかは、準決勝と同じスターティングメンバー。コールズ主将がフィットしなかった場合は、昨年のU20ニュージーランド代表選手であるリッキー・リキテリがこの試合でも2番をつける。
 ニュージーランド代表WTBのジュリアン・サヴェアは、ベストフォームを取り戻すのに苦労しており、準々決勝、準決勝に続き、ファイナルでもリザーブとなった。

 両チームとも突破力のあるランナーが多く、攻撃力は高い。特にFW3列はどちらも献身的なハードワーカーがそろっており、ハリケーンズは最多タックラーのFLアーディー・サヴェアがキーマンとなる。オールブラックスとして33キャップを持つNO8ヴィクター・ヴィトは、来季はフランスのラ・ロシェルに移籍するため、約11年間声援を送ってくれたウェリントンのファンの前でプレーするラストゲームだ。

1.Loni Uhila  2.Dane Coles(主将)/Ricky Riccitelli  3.Ben May  4.Vaea Fifita  5.Michael Fatialofa  6.Brad Shields  7.Ardie Savea  8.Victor Vito  9.TJ Perenara(副将)  10.Beauden Barrett  11.Jason Woodward  12.Willis Halaholo  13.Matt Proctor  14.Cory Jane  15.James Marshall

〔リザーブ〕
16.Ricky Riccitelli/Leni Apisai  17.Chris Eves  18.Mike Kainga/Reggie Goodes  19.Mark Abbott  20.Callum Gibbins/Tony Lambourn  21.Jamison Gibson-Park  22.Vince Aso  23.Julian Savea