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「レブロンは必ず復活する、とんでもない形でね」

5月20日、レイカーズは新たな指揮官であるフランク・ボーゲルの就任会見を行なった。

「このチームには多くの希望がある。難しいシーズンも経験したが、現在のロスターにいるメンバー、今後のロスターに関するプラン、私が考えるプレーを組み合わせれば、我々は素晴らしいことを成し遂げられる」と開口一番に語ったボーゲルは、新天地での期待、プランなどについても、次のように語った。

「選手たちには試練を与える。責任を課し、各々のベスト引き出せるように追い込む。若い選手の成長は楽しみだし、全員が一つになって取り組みたい。我々が集中すべきは、その瞬間のこと。外部の雑音は多い。プレーオフに返り咲けるかどうか、レイカーズとしてあるべき姿、優勝、いろいろと言われるだろうが、これらは最終的な結果であって、我々は日々の仕事に集中する。練習でのレベルアップ、目の前の試合に勝つ方法、目の前にあるやるべきことに集中する。結果はついてくる。球団が一丸となって取り組まないといけない」

「我々は、アンセルフィッシュなプレーをする。チームが進む道を信じ、お互いのためにプレーを生み出す。守備でもコミュニケーションを重視する。互いにカバーし合う。その始まりは、球団が一つになって行動を起こすこと。そうすれば、大きな結果を残せる。我々には、力強いプランがある。ロブ(ペリンカGM)が引き続きロスターを強化するし、私も自分のプランに自信がある。3ポイントシュートによって生まれるスペースを生かし、バスケットにアタックする力強いチームを作る」

「守備ではインサイドが重要だ。昨今では3ポイントラインについての話が多いが、守備で大事なのはインサイド。ペイント内をしっかり守り、そこから3ポイントラインの守りに繋げる」

会見には、レブロン・ジェームズの姿もあった。以前ペイサーズの指揮を執ったボーゲルにとって、レブロンはライバルチームだったヒートの中心選手だった。すでにレブロンと言葉を交わしたかを聞かれたボーゲルは、その内容こそ明かさなかったものの、「ヘッドコーチ就任が決まった後に彼と話した。非常にポジティブな会話ができた。我々にできることなどについてね。彼との仕事がとても楽しみだ」と、答えた。

そのレブロンにとっても、2018-19シーズンは残念な結果となった。ボーゲルは、レブロンの完全復活を強く信じている一人だ。

「シーズン序盤は、私たちが何年も知るレブロンが見られた。支配的で、プレーオフでも勝ち上がり、優勝レベルにまでチームを引っ張る姿があった。ただ、ケガをしてしまうと、チームを離れる時期が生まれてしまう。それによってできることも制限される。復帰しても、すべてを取り戻すには時間がかかる。私が見たところ、シーズン後半の彼は、我々が知るレブロン・ジェームズではなかった。それによってチームも後退した。ただ、彼は必ず復活する。それも、とんでもない形でね」

レイカーズは、来月のドラフトで全体4位指名権を保持している。この指名権を行使して即戦力級の若手を獲得するのか、それとも指名権をトレードの駒として使うのかは、ペリンカの仕事。そして7月には、フリーエージェント選手との交渉も解禁される。サラリーキャップに大物一人とマックス契約を結べる空きを持つ彼らが、誰をターゲットにするのか、今年のオフも主役になることは間違いない。

ただ、肝心なのは開幕後にリーグの主役であり続けられるかどうか。ボーゲルが会見で語った、全員一丸となってのレイカーズがどのようなチームになるのか、その行方を見守りたい。