TEAM1P2P3P4P計筑波大12137早大22419▽得点者眞板3、田中2、樋爪2、土橋玄、土橋奏 関東学生リーグ戦(リーグ戦)2戦目の相手は強豪・筑波大。前日に行われた日体大との試合後、「あすは勝ちを取りにいく」と谷健太朗(スポ1=東…

TEAM1P2P3P4P
筑波大
早大
▽得点者
眞板3、田中2、樋爪2、土橋玄、土橋奏

 関東学生リーグ戦(リーグ戦)2戦目の相手は強豪・筑波大。前日に行われた日体大との試合後、「あすは勝ちを取りにいく」と谷健太朗(スポ1=東京・明大中野)が語った通り、1ピリオド目から順調に得点を重ねた早大は4―3で前半を折り返すと3ピリオド目で4点を追加。筑波大を引き離す。最終ピリオドでは相手に粘られるも、リードを守り切りうれしいリーグ戦初白星を挙げた。

 1ピリオド目、筑波大にセンターボールを取られたものの早大は序盤から積極的にゴールを狙っていく。筑波大も同様に攻撃を仕掛けてくるが、日体大戦でも活躍が目立ったGK谷のセーブや相手の攻撃ターンでボールを奪うなど、ディフェンスを大事にする早大らしいプレーが光る。両チームなかなか1点が取れず攻守が激しく入れ替わる中、必死にシュートを阻止する筑波大にペナルティーが与えられ、試合が動く。早大はペナルティーシュートの権利を手に入れると主将の眞板晃生(スポ4=東京・明大中野)がこれを落ち着いて決め、待望の先制点を手に入れる。すると今度はルーキー・岡田遼(社1=石川・金沢工)から樋爪吾朗(スポ2=埼玉栄)にパスが渡り2―0。筑波大に1点を返されるもリードしたまま2ピリオド目に突入する。試合開始早々、眞板からのロングパスを受け田中要(スポ3=埼玉・秀明英光)が得点を奪う。勢いに乗りたい早大だったが、続けざまに2点を奪われ、同点に追いつかれてしまう。その後はディフェンスからチャンスをつくるも得点には至らず、終盤に眞板がペナルティーシュートを決めなんとか4―3とリードを守ったまま前半を終えた。

 


何度もシュートを止めた新守護神の谷

 後半直後、田中が素早い動作から点を決めると樋爪もそれに続き得点。流れにそのままに、土橋玄(教3=埼玉・秀明英光)がリーグ戦初得点を飾り、7―3と筑波大を引き離す。終盤1点を取られるも、筑波大の退水(※)を機に眞板がこの試合3得点目を挙げ8―4とリードを広げた。迎えた最終ピリオド。先ほど得点を決めた土橋玄の弟である土橋奏太(教1=長崎西)の華麗なバックシュートが決まり、観客からも歓声が上がる。しかし、このままでは終われない筑波大が追い上げを見せ1点、2点と得点を重ねて迫ってくる。試合終了近くにもフリーになったところでシュートを決められ2点差まで詰め寄られたが、最後は早大が逃げ切り9―7で接戦をものにした。

 


力強いシュートを放つ田中

 上位リーグ入りを目標とする早大にとって、昨年のリーグ戦で2位の筑波大相手に勝利を挙げたことは非常に大きい。「ディフェンスをしてからオフェンスをすることを心がけた」(樋爪吾朗、スポ2=埼玉栄)と言うように前日のゴールキーパー中心の守りからフィールドプレーヤーの守備を起点とした攻撃も多く見られた。次の専修大戦でも失点を最低限に抑え、再び勝利をつかみたい。

 

※重大なファウルを犯した選手は、20秒間ディフェンスに参加できない。

(記事 飯塚茜、写真 佐鳥萌美)

コメント

  

眞板晃生主将(スポ4=東京・明大中野)

――筑波大に勝利を収めましたがいかがですか

今まで勝てていないので、素直にうれしいです。多分、1年生で入ってから初めて勝てたと思うので。なんで勝てたかというと冬場のきつい練習を死ぬ気で頑張ったからです。4年生が抜けてから6人になってしまって試合にも出ることができず、そこら辺辛い状況だったのですが、それでもひたむきに努力を続けたことがきょうの勝利に繋がったと思います。

――ご自身のプレーを振り返っていかがですか

僕は右サイドのポジションなんですけど、周りを見て試合運びをコントロールする立場なんですけど、この試合はよくコントロールできたと思います。

――1年生が入ってきていかがですか

1年生は5人とも凄い頑張っていて。非常に厳しい練習をしているのですが、弱音を吐かずひたむきにやっている姿に僕自身も心を打たれてます(笑)

――リーグ戦でのチームと個人の目標をそれぞれお願いします

チームでの目標は上位リーグに入ることです。個人での目標は1試合の得点量の3分の1くらいを取りたいです。

――来週の専修大戦への意気込みをお願いします

六大学合同練習会では勝っているので、リーグ戦でも勝てるように一戦一戦集中して取り組んでいきたいと思います。

 
 

樋爪吾朗(スポ2=埼玉栄)

――リーグ戦初勝利の率直な気持ちをお聞かせください

去年のリーグ戦では1勝もできず8位という結果で終わってしまったんですけど去年2位のチームに勝って勝ち点を取れたので貴重な一勝だと思います。

――きょうの試合のプランはどういったものでしたか

昨日と同様ミスを少なくしようとしました。ミスが少ないチームの方が圧倒的に有利だと思うので、そこでミスをしてカウンターで抜かれないように気を付けました。

――ディフェンスで活躍されていたように見えましたが

きょうはマンツーマンというプレスのディフェンスだったので、ワンタッチでパスを入れられないように、しっかりと毎回ミスすることなく切って、相手を止めてからパスをさせるっていうディフェンスでした。きょうはそれなりにできたので勝利につながったと思います。

――オフェンスの面はいかがでしたか

後半は少人数の攻めが目立って全体的なチームオフェンスというのはなかったんですけど、決めるところはしっかり決めたことでシュート決定率が相手より僕たちの方が高かったと思うので、そこが勝利につながったと思います。

――早稲田が提言しているロースコアで勝つということに関してはいかがですか

点を取るより点を取られないほうが大切なので、今回はディフェンスをしてからオフェンスをするっていうのを心掛けてやりました。

――体力の方はいかがでしたか

チームの選手数が少ないので、きついんですけど日ごろからこのような練習をしているので、それが生かせたと思います。

――最後に来週の意気込みをお願いします

来週も前年度のリーグ戦で勝てていないので、上位リーグを目指して頑張りたいと思います。