東京五輪の野球競技で、リプレー検証導入の見通し 2020年の東京五輪の野球競技で、リプレー検証が導入される見通しだという…
東京五輪の野球競技で、リプレー検証導入の見通し
2020年の東京五輪の野球競技で、リプレー検証が導入される見通しだという。各代表チームの監督がプロ野球同様にリクエストをし、審判員によるリプレー検証を要求できる。
映像によるジャッジの検証は、スポーツの世界において世界基準になりつつある。プロ野球は、先行していたメジャーリーグの「チャレンジ」制度を目指し、昨季から「リクエスト」制度を導入。課題もなくはないが、多くのファンや関係者にとって、より公平なジャッジは歓迎されている。
野球だけではない。プロテニスやサッカーの2018年W杯でもビデオ判定が広く用いられた。あまり知られてはいないが、世界に先駆けてビデオ判定が部分導入されたのが大相撲。1969年に参考資料として先駆けて取り入れられていた。
求められる映像の精度
東京五輪の野球会場は主に横浜スタジアム。決勝は8月8日に行われる。問題は7月29日、福島・あづま球場で行われる開幕戦だろう。
リクエストは中継局のテレビ映像を使って検証される。専用スタジオを構え、高性能カメラを全球場に配備したメジャーリーグと、どうしても精度の差が生じてしまっている。特に顕著なのが地方球場で、画像が粗かったり、モニターが小さかったりと、審判団にとって厳しい環境が続いている。
あづま球場での開幕戦の中継局は未発表だが、4k、あるいはその4倍の画素数で表示される8kテレビ放送となる可能性もある。ネット裏の検証席には是非とも高精細モニターを置き、疑惑の判定が出ないようにさまざまな角度から検証してもらいたい。
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Jリーグで起きた悲しき誤審
というのも、サッカー・Jリーグでまたしても悲しき誤審が生まれてしまったからだ。
5月17日の浦和対湘南戦で悲劇は起きた。湘南の杉岡のシュートは明らかにゴールラインを割っていたが、副審は判定せず。主審も副審らと確認した上で、ノーゴールとしてプレーを流した。
誤審を撲滅することはできない。人は過ちを犯すものである。
ただ、これだけ世界のスポーツシーンで映像による判定が普及している中では、多くの議論を呼び、物議を醸すのも必然である。
試合は結果として湘南が勝利した。もっとも最大の被害者は、1ゴールを失った杉岡であり、湘南である。その上で、ネット上を中心に審判団への誹謗(ひぼう)中傷が止まない。彼らのパフォーマンスをかばう必要はないが、一方で彼らも被害者のようにも映る。
JリーグはDAZNで全試合が中継されている。検証に転用できる下地はあるわけだし、誰もが映像で今回の誤審を確認した。
これまでもJリーグは導入を「検証中」としてきた。今季からはルヴァンカップの準々決勝以降の全13試合と、J1参入プレーオフの最大計14試合でビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)導入を決めていた。それでも「これらの試合でVARの効果を検証の上、導入の方向性を議論するための材料」とあくまでテストの一環という姿勢だった。これではリーグの怠慢と取られても仕方あるまい。
過失を必要以上に騒ぐより、これから起こり得ることの方がはるかに大事である。ましてや自国開催で、開催国枠として一大会限りで復活する野球である。これも他山の石として、入念な準備を進めてほしい。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]