■「ATP1000 ローマ」(イタリア・ローマ/5月12~19日/クレーコート)18日の大会7日目、男子シングルス準決勝。第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が世界24位ディエゴ・シュ…
■「ATP1000 ローマ」(イタリア・ローマ/5月12~19日/クレーコート)
18日の大会7日目、男子シングルス準決勝。第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が世界24位ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)と対戦。6-3、6(2)-7、6-3でジョコビッチが勝利し、同大会2年ぶり9度目の決勝進出を決めた。
第1セットを先取したジョコビッチ。第2セットは第6・第8ゲームでブレークを喫するが、どちらも直後にブレークバックに成功。このセットはタイブレークの末落としたものの、最終第3セットは相手にブレークポイントを握られることなく勝利を収めた。
もう一方の準決勝では、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第8シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦。ナダルが6-3、6-4のストレートで勝利し、同大会2年連続9度目の優勝に王手をかけた。
この試合、ナダルはファーストサーブポイント獲得率が71%、セカンドサーブポイント獲得率でも79%と安定したサービスゲームを展開し、チチパスに一度もブレークを許さず。直近の「ATP1000 マドリード」では、得意なクレーコートながらチチパスに敗れていたが、今回雪辱を果たした。
また、ナダルはこのクレーコートシーズン、「ATP1000 モンテカルロ」、「ATP500 バルセロナ」、「ATP1000 マドリード」でいずれもベスト4だったが遂に決勝へたどり着いた。
決勝進出を果たしたジョコビッチとナダル。両者ともに現在マスターズ1000で33度優勝しており、34個目のタイトルをかけた戦いとなる。
■「BNL イタリア国際」(イタリア・ローマ/5月13~19日/クレーコート)
大会6日目、女子シングルス準決勝。第4シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)が予選勝者の世界39位マリア・サカーリ(ギリシャ)と対戦。6-4、6-4のストレートでプリスコバが勝利し、初の同大会決勝進出を決めた。
両者は前年同大会でも対戦しており、その時プリスコバはフルセットの末敗れていたが、今回リベンジを果たした。
もう一方の準決勝では、第6シードのキキ・バーテンズ(オランダ)が世界42位ジョハナ・コンタ(イギリス)と対戦。バーテンズは7-5、5-7、2-6と逆転で敗れた。
◇ ◇ ◇
【5月18日 主な試合結果】
◆「ATP1000 ローマ」
男子シングルス準決勝
〇[1]ノバク・ジョコビッチ(セルビア)6-3、6(2)-7、6-3 ●ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)
〇[2]ラファエル・ナダル(スペイン)6-3、6-4 ●[8]ステファノス・チチパス(ギリシャ)
男子ダブルス準決勝
〇[3]フアン セバスチャン・カバル(コロンビア)/ロベルト・ファラ(コロンビア)2-6、7-6(4)、10-8 ●[1]ルーカシュ・クボト(ポーランド)/マルセロ・メロ(ブラジル)
〇[6]レイブン・クラーセン(南アフリカ)/マイケル・ビーナス(ニュージーランド)7-6(4)、4-6、10-7●[5]オリバー・マラック(オーストリア)/マテ・パビッチ(クロアチア)
◆「BNL イタリア国際」
女子シングルス準決勝
〇[4]カロリーナ・プリスコバ(チェコ)6-4、6-4 ●[Q]マリア・サカーリ(ギリシャ)
〇ジョハナ・コンタ(イギリス)5-7、7-5、6-2 ●[6]キキ・バーテンズ(オランダ)
女子ダブルス準決勝
〇ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)/アシュリー・バーティ(オーストラリア)6-4、6-4 ●[1]バーボラ・クレイチコバ(チェコ)/カテリーナ・シニアコバ(チェコ)
〇[8]アンナ レナ・グロエネフェルト(ドイツ)/デミ・シヒュース(オランダ)7-5、6(6)-7、10-3 ●[7]チャン・ハオチン(台湾)/チャン・ラティーシャ(台湾)
(テニスデイリー編集部)
※写真は「ATP1000 ローマ」でのジョコビッチ
(Photo by Paolo Bruno/Getty Images)