飲む点滴"甘酒"が熱中症対策として効果的と言われる理由とはhttp://www.sakaiku.jp/series/cat113/2016/012185.html少年サッカーにかかわる大人一人ひとりが熱中症についての正しい知識を身につけるこ…
飲む点滴\"甘酒\"が熱中症対策として効果的と言われる理由とは
http://www.sakaiku.jp/series/cat113/2016/012185.html
少年サッカーにかかわる大人一人ひとりが熱中症についての正しい知識を身につけることで、真夏の炎天下でも安心して楽しくサッカーをプレーする子どもを増やしたい!そんな思いからはじめた当連載。
今回は、近頃、美容や健康にいいと巷で話題の甘酒について。じつはこの甘酒、熱中症予防にも効果があると言われています。子どもにも飲ませやすいアルコールフリーの甘酒商品を多数販売するイチビキ株式会社に甘酒に関する話をうかがいしました。まだまだつづく暑い夏の熱中症対策の参考にしてください。(取材・文 中野里美)
■江戸時代から夏場に重宝されていた甘酒
近頃、栄養や美容に関する番組や記事は巷に氾濫していますが、今年も夏本番に突入し、メディアでよく紹介されているのが甘酒です。スーパーでも甘酒コーナーがどーんとできているのを目にした方も多いのではないでしょうか?
この甘酒、熱中症予防に効果があるということです。
そこで今回は、味噌や醤油といった発酵食品の製造、販売を200年以上にもわたって手がけるイチビキ株式会社経営管理本部の大橋雄気(ゆうき)さんに、甘酒の歴史や子どもでも飲みやすい甘酒についておうかがいしました。
そもそも、甘酒を子どもに飲ませても大丈夫? と思われる人が多いかもしれません。確かに“甘酒”というネーミングからお酒=アルコールというイメージもあるかもしれませんが、アルコールフリーの甘酒も商品として多数市場流通しています。
「スーパーなどで販売されている甘酒はアルコールフリーのものもある」と大橋さん。甘酒の原料には大きく分けて二つのタイプがあります。酒粕を原料とするものと、米麹と米を原料とするもの。イチビキ株式会社は元々、味噌など米麹を使用した製品を扱っていたことから、酒粕ではなく米と米麹から甘酒をつくっています。酒粕から造られた甘酒であってもアルコール分は1%未満ですが、子どもが飲むという意味ではアルコールフリーのものが安心ですよね。
さらに、米と米麹から造られた甘酒は、水分と、糖分、塩分のバランスがとてもいいんだそうです。体液より浸透圧の濃度が低い飲み物は体内への吸収が早く、それには水分と糖分と塩分のバランスが重要なんだとか。その点、米と米麹から造られた甘酒は絶妙なバランスで、体内に吸収されやすい飲み物と言えるようです。しかも、ビタミンB1、B2、B6といったビタミンB群や、必須アミノ酸も豊富に含まれており、栄養価が高く、麹による消化作用も高いとされています。
冬になると、お寺や神社でふるまわれるイメージが強い甘酒ですが、俳句などにおいては夏の季語ににあたるそうです。江戸時代の浮世絵などでも夏の風物詩として、甘酒が描かれています。
「当時から、夏バテ対策という形で栄養をつけるために飲まれていたようです」
▼この記事のつづきはサカイクWEBにて公開中‼
http://www.sakaiku.jp/series/cat113/2016/012185.html