世界4位のスタン・ワウリンカ(スイス)が故障を理由にリオ五輪欠場を表明した。これによりトップ10の半数以上がリオ五輪に出場しないことになる。  ワウリンカのマネージメント会社が発表した声明文によれば、ワウリンカは先週トロントで…

 世界4位のスタン・ワウリンカ(スイス)が故障を理由にリオ五輪欠場を表明した。これによりトップ10の半数以上がリオ五輪に出場しないことになる。  ワウリンカのマネージメント会社が発表した声明文によれば、ワウリンカは先週トロントで行われたロジャーズ・カップの際に、次第に強まっていく痛みを感じ、大会後のMRIによる検査の後、医師から状態が改善するまでの期間は未定で「肉体的活動を少なくするように」と言われたという。その声明文では、いつどの試合でワウリンカが故障したのかという詳細には触れられていなかった。彼はトロントの準決勝で錦織圭(日清食品)にストレートで敗れていた。  ワウリンカは、すでに様々な理由から不参加を表明している同じスイスのチームメイトで世界3位のロジャー・フェデラー、7位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)、8位のトーマシュ・ベルディヒ(チェコ)、10位のドミニク・ティーム(オーストリア)らに加わった。  世界5位のラファエル・ナダル(スペイン)は左手首の故障のため、全仏オープンを途中棄権。同じ理由からウィンブルドンも欠場し、現在はブラジルで自分の体調をテストしている。

 リオ五輪テニス競技のドロー抽選は、4日の木曜日に現地で行われ、試合は6日の土曜日にスタートする。  ワウリンカは2014年全豪と2015年全仏で優勝した経験を持ち、北京五輪では、フェデラーと組んだ男子ダブルスでスイスに金メダルをもたらしていた。(C)AP