東京2020オリンピック競技大会まで500日を切った今春、競技の魅力やアスリートの息づかい輝くプレー数々、アスリート語録をWebマガジンに特別編集。その名も「ROAD TO TOKYO2020~昭和から平成そして令和にバトンをつなぐ東京五輪~」

今回は、2020年に向けバドミントン界の未来や展望・夢・希望を繋ぐため、この2選手の語録に注目したい。

タカマツペアだ。

タカマツペア 写真左から 髙橋礼華(たかはし・あやか)選手 松友美佐紀(まつとも・みさき)選手 写真協力/スタジオアウパ

この名前を聞いて、リオ五輪のコートで繰り広げられた激闘を思い浮かべる人も多いはず。タカマツペアは、髙橋礼華(あやか)選手、松友美佐紀(まつとも・みさき)選手による、日本が誇るゴールデンペア。

高校時代に先輩後輩の関係性を築きながら覚醒した二人は、ダブルスを組み、瞬く間に頭角を表した。

全日本総合選手権では、2011年から3連覇するなど5回の優勝を飾り、2014年のスーパーシリーズファイナルでは、日本勢初の優勝を成し遂げ、2016年の全英オープンで金メダルを獲得。そして、リオ五輪・バドミントン女子ダブルスでは日本に待望の金メダルを持ち帰った。その想いは、今もなお、東京2020大会へ繋がっている。

髙橋「松友と東京で2連覇」

松友「先輩以外考えられない」

この発言は、スポーツブルが2018年夏に敢行したインタビューの一部を抜粋したもの。五輪2連覇を狙うタカマツペア。2018年のマレーシアオープンで優勝し、順風満帆に歩みを続けているかと思いきや、2017年の冬まで悩みを抱えていたという。リオ五輪後の2人の心境の変化は、さらなるパワーへと進化する。

松友「楽しいと思える瞬間のためにやるしかない。強い相手をどんどん倒すのが楽しい」

そう語る松友は、これまでに特別に意識してしまっていた世界選手権に向けて呪縛が解けたと明かす。さらに、いい意味で気をつかわないという高校時代からの先輩、髙橋礼華の素顔についても赤裸々に告白してくれた。一方の髙橋は、自身の性格についても語っている。

髙橋「決めたら突き進んでいく。勝っても負けても関係ない。五輪で金メダルが取れればいい​」

カメラの前では気丈な振る舞いが印象的な彼女だが「自身の不甲斐なさから感情が揺さぶられた」という過去の苦い経験も明かしてくれた。

「バスの中で泣いていたこともある」

意外な一面も明かし、さらに相方の松友美佐紀については「頭がいい」と語るが「抜けている面もある」と明かす。そして、2020年の東京五輪にはもちろん最強ペア“タカマツペア”で臨みたい、と熱い気持ちも語っている。

「連覇を成し遂げたらどんな風景が見えるのか、とても楽しみ」

東京五輪でこの2人の笑顔がみたい、そしてその笑顔は、リオ五輪と同じクシャクシャな涙混じりの笑顔であることも楽しみにしよう。

東京2020大会は、全55競技(オリンピック33競技・パラリンピック22競技)の開催が予定され、誰もがその雄姿に思いを馳せ、熱狂していくシナリオは揃っている。 体操や競泳、柔道、レスリングなど日本のお家芸だけで なく、追加種目の野球、ソフトボール、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンにも注目だ。

『スポーツブル』が願うことは、東京から世界へとスポーツを通して感動の瞬間とドラマ、そして選手の内なる声を、より早く、より深く、伝え、見る者の 心を揺さぶる熱狂を届けること。新しい令和という新時代と共に迎える東京2020大会。最高の舞台で、満開に耀く歓喜の瞬間を共有したいと願っている。 

取材・文/スポーツブル編集部