リオデジャネイロ五輪に出場するU-23サッカー日本代表に選出されていたFW久保裕也(ヤングボーイズ/スイス)が8月3日、クラブ側の意向で大会に参加しないことを公式サイトで報告し、心境をつづっている。「今季は五輪、ヤングボーイズの両方での活躍…
リオデジャネイロ五輪に出場するU-23サッカー日本代表に選出されていたFW久保裕也(ヤングボーイズ/スイス)が8月3日、クラブ側の意向で大会に参加しないことを公式サイトで報告し、心境をつづっている。
「今季は五輪、ヤングボーイズの両方での活躍を目標に、オフ期間も万全な状態を目指してトレーニングに取り組んでいたので当然残念な気持ち、今は少し整理のつかない部分もありますが、僕はあくまでもヤングボーイズの選手であり、ヤングボーイズでの活躍があったからこその代表選出なので」と想いをつづる久保。
オリンピックへの出場はできないが気持ちを切り替えて、今度はフル代表でプレーできる日を目標にすると続け、今後のさらなる成長を誓った。
「この一件を通して感じることが出来たヤングボーイズからの信頼、多くの方が僕の五輪参加のために解決案を探ってくださっていた日々、自分のモチベーションとコンディションの維持」と久保は、通常できない経験ができたと前向きな姿勢を示している。
最後に、自身は目の前の試合に集中するとして、「仲間の活躍と金メダルの獲得を強く強く願いたいと思います!!これからも久保裕也の応援をよろしくお願いします。」とオリンピックで日本代表の活躍を祈っている。
久保の不参加にファンからは、「久保くん自身の悔しさと残念さは計り知れない…。」「悔しさをバネに頑張ってほしいです!」「ヤングボーイズで爆発してください!」「久保選手ならA代表でもやれます!期待してます!」「ロシアでの活躍楽しみにしてます!」などの声が挙がっている。
ヤングボーイズは7月27日、FWゲルントが負傷のため長期離脱を強いられることになり、久保の戦力が必要として大会への派遣を拒否すると表明していた。スイスリーグは既に開幕し、チームは欧州チャンピオンズリーグの予選を戦っている。
日本サッカー協会は、派遣を求めてヤングボーイズと直接交渉したが、久保の大会への出場を断念した。
久保裕也 参考画像(c)Getty Images