今季ヤクルトからレンジャーズに加入したトニー・バーネット投手が米地元メディアに新人王候補に挙げられている。米紙「ダラス・モーニングニュース」電子版が伝えている。■イニングまたぎの登板はチーム最多、バーネット「登板を重ねるたびに適応」 今季ヤ…

今季ヤクルトからレンジャーズに加入したトニー・バーネット投手が米地元メディアに新人王候補に挙げられている。米紙「ダラス・モーニングニュース」電子版が伝えている。

■イニングまたぎの登板はチーム最多、バーネット「登板を重ねるたびに適応」

 今季ヤクルトからレンジャーズに加入したトニー・バーネット投手が米地元メディアに新人王候補に挙げられている。米紙「ダラス・モーニングニュース」電子版が伝えている。

 バーネットは昨年まで6シーズン、ヤクルトでプレー。昨季は守護神として59試合に登板し、3勝1敗、リーグ最多タイの41セーブ、防御率1.29の好成績でリーグ優勝に貢献した。オフには、ヤクルトに恩返しをしたいとの思いからポスティングシステム(入札制度)を利用してのメジャー移籍を目指したが、契約がまとまらずに自由契約に。その後、レンジャーズと2年契約を結んだ。

 迎えた今季は順調にメジャーデビューを果たすと、ここまで41試合に登板。47回2/3を投げ、6勝3敗、13ホールド、防御率2.08の好成績を収めている。

■ここ10試合で無失点、15試合でも1失点のみ

 その32歳右腕について記事では「アメリカン・リーグの新人王争いに食い込んできている」と言及。レンジャーズのバニスター監督も「彼の価値はブルペンでも際立ったものだ」と称賛しているという。

 また、記事では特筆すべき点として「イニングをまたいで投げ抜く能力」を挙げ、イニングまたぎの登板がチーム救援陣の中で最多の13登板となっていることを紹介。また、ここ10試合の登板で13回2/3を投げて無失点、15登板では21回2/3で1失点しか喫していないことにも触れている。

 記事の中で「(開幕以降)登板を重ねるたびに、成長しながら、適応してきた」と語っているバーネット。NPBからメジャーへと羽ばたいた右腕は念願のメジャーの舞台で手応えを感じているようだ。