2019年のヨットシーズンが幕を開けた。決勝戦の行われた11日は絶好のヨット日和となり、4レースを消化。最終日となった12日には2レースを行った。目標の総合6位以内には届かなかったものの、手応えのある内容で大会を終えた。◆5・11〜12 …
2019年のヨットシーズンが幕を開けた。決勝戦の行われた11日は絶好のヨット日和となり、4レースを消化。最終日となった12日には2レースを行った。目標の総合6位以内には届かなかったものの、手応えのある内容で大会を終えた。
◆5・11〜12 関東学生春季選手権(葉山港)
▼470級――6位
▼スナイプ級――8位
▼総合――8位
「ここ最近では一番いい成績を取ることができた」(小倉晴太主将・法4=磯辺)。470級リーダーの小倉は、6レース中最高で5位、3レースを1桁台の順位で帰ってくる奮闘でチームをけん引。昨年度の同大会から順位を2つ上げるクラス6位と目標を射程圏内に捉えた。
470級に続きたいスナイプ級だったが「なかなかチームで走ることができなかったのが現状」(朝倉史悠・商4=日大習志野)。4レースを1桁順位で帰ってきた朝倉の後に続く艇が現われず、クラス順位8位でフィニッシュ。目標としていた総合6位には届かず、歯がゆい幕切れとなった。
昨年度の全日本選手権ではスナイプ級のみの出場で15位。入賞を目指し挑んだが、悔しい結果に終わってしまった。そんなチームに変化を起こすため、今年度はスキッパーの人員を増加。それまでにはなかったレギュラー争いが生まれ「まとまりができた」(朝倉)という。「全員が最高のパフォーマンスを出せれば」(朝倉)。結果で証明するためにも、2週間後から行われる関東学生個人戦では全国への切符を1枚でも多くつかみ取りたい。
[高野順平]
試合後のコメント
小倉
――今大会を振り返っていかがでしたか。
「去年の全日本から半年間練習してきて、結果としては8位だったので、自分たちの実力を確認するいい機会になったなと思います」
――今シーズン初レースでした。
「秋と違って次につながらないレースでありながらも、年に2回しかない大事なインカレで、今年度の初戦というのもあり、結果を意識して取り組んできました」
――今年度の目標を教えてください。
「全日本インカレで入賞することです。昨年度からの2カ年計画でやっていて、今年は結果を出さなくてはいけない年です」
朝倉
――今大会での目標は総合6位とのことでした。
「なかなかチームで走ることができなかったのが現状です。目標に届かなかったのは悔しいですけど、これが自分たちの力と受け止めたいです」
――昨年度との違いを教えてください。
「スキッパーの数を増やして、レギュラーの枠を争えるようにしたら、逆にチームとしてまとまりができたのかなという雰囲気を感じました。そこが1つのキーです」
――関東個選への意気込みを教えてください。
「まずは全日本への出場権を獲得することです。チームとしてもしっかり調整していって、全員が最高のパフォーマンスを出せればなと思います」