王者の壁は果てしなく高かった。今試合の相手は現在リーグ1位の早大。先週開催された黒鷲旗杯で実業団チームを次々と撃破し、さらに勢いに乗るチームだ。第1セット序盤、一進一退の攻防だったのも束の間、徐々に自力の差を見せつけられ、ストレート負け。後味の悪い一戦となった。

◆4・6~5・18 春季関東大学リーグ戦(日体大健志台キャンパス米本記念体育館他)

◆5・11 早大戦(小田原アリーナ)

明大0{21-25、17-25、14-25}3早大◯

<スターティングメンバー>(ローテーション順)

S上林直澄(法3=東亜学園)、OH(アウトサイドヒッター)鎌田佳朗(法4=東亜学園)、MB松田海飛(文3=愛工大名電)、OP池田颯太(営3=松本国際)、OH島波輝(政経3=皇學館)、MB三輪大将(政経2=高川学園)、Li鳴尾空海(商2=習志野)、Li瀧田大輔(商3=洛南)

 全ての歯車がかみ合わなかった。第1セット「早大相手にいつも通りのことをやっていても勝てない」(池田)と、スタートから島を起用する攻撃型の布陣で臨んだ。しかしセット中盤、守備の乱れから早大に3連続得点で8-11とリードを許す展開に。その後も反撃の糸口をつかめずセットを献上。続く第2セットは、S鈴木浩大(法4=山形中央)を投入し、ライト線の強化を図るが、早大はエース・大塚達宣のバックアタックから5連続得点で3-11。序盤から大差を付けられ、セットを連取される。一矢報いたい第3セットだったが、早大の攻撃に翻弄(ほんろう)され対応できず。さらに終盤で8連続得点を許し14-25でゲームセット。煮え切らない試合内容だった。

 意識改革が急務だ。「1点を軽んじている」(OH小松一哉主将・政経4=雄物川)。黒鷲旗杯で実業団相手に勝ち星を挙げた明大。しかし、その自信が「過信になってはいけない」(池田)と、この敗戦を糧にもう一度気を引き締める。次戦の相手は日体大。まずは「バレーを楽しむこと」(小松)。明大らしさを取り戻した先に勝利の二文字が待っている。

[藤山由理]

試合後のコメント

小松

――試合を振り返っていかがですか。

 「リーグが再開して、チームの良くない雰囲気を変えるためにアクションを起こしましたが、結局何一つうまくいきませんでした。考え方が幼すぎた部分が顕著に出た試合だと思います」

池田

――敗因はどこにあるでしょうか。

 「ミスに対しての甘さや精神面の甘さです。今までずっと言ってきましたが、いまいちみんなが自覚できていなかったです」

――明日も試合があります。

 「切り替えと簡単に言いますけど、試合になったらいい意味で楽しんで、今日のことは来週の練習で反省する気持ちで、いいバレーをしたいと思います」