「両親はあれこれ言わず、やりたいことを最大限サポートしてくれた」サンフレッチェ広島FW佐藤寿人の子育て論http://w…
「両親はあれこれ言わず、やりたいことを最大限サポートしてくれた」サンフレッチェ広島FW佐藤寿人の子育て論
http://www.sakaiku.jp/column/interview/2016/012178.html
3人の息子のパパであり、サッカー少年の父親でもあるサンフレッチェ広島・佐藤寿人選手。ピッチに立てばゴールを量産するJ屈指のゴールゲッターも、家庭に戻れば子育てに励むひとりの父親です。今回は、佐藤寿人選手がサッカー少年だったころのお話を交えながら、少年時代の自身の体験が父親となった今、どのように子育てに繋がっているのか、お話をうかがいました。(取材・文 中野里美 写真 安田健示)
■双子の兄と比較された少年時代
――お兄さんもジェフでサッカーをされていますが、お二人がサッカーを始めたきっかけを教えてください。
両親がサッカーボールをプレゼントしてくれたことがきっかけです。小学1年生のときに地元のサッカークラブに双子の兄と一緒に入りました。それからはずっと双子の兄と一緒にやってきました。双子なので周りにはつねに比較されてきましたが、ポジションはちがいました。前線のポジションをやる子がいなかったので、ぼくは4年生のころから試合に出ていました。そのころ、兄はなかなか試合に出られない状況だったにも関わらず、ぼくの試合を観に来てくれました。おそらく兄はおもしろくなかったと思います。
ところが6年生になると逆にぼくが悔しい思いをすることになります。市の選抜に各チームふたりしか入れないという制約があり、ぼくは兄とふたりで選ばれると思っていました。ところが、自分はハズれて兄とチームメイトひとりが選ばれたんです。ぼくは兄が出場する選抜チームの対抗戦を父と一緒に観に行きました。そのときは単純に自分が下というか、ハズれた悔しさがありました。でも、僻みはまったくなかったです。兄が自分より上に行くことは嬉しいです。悔しさはもちろんありますけど、一緒にボールを蹴ることができる同い年の仲間がつねにいるという喜びの方が大きかったです。
――兄弟仲はよかったんですか?
家ではずっと仲がよかったです。ただ、兄は思春期のころになると、外で仲良くするのはカッコわるいって思いがあったみたいで、あまり一緒にはいてくれなかったですね。ぼくは全然気にしていなかったんですけど……。そういう意味では、今のほうが仲良しです。実家に帰らないまでも、都内でタイミングを見つけて一緒にご飯を食べることもあります。お互いのチーム状況やプレーのことを話して過ごすんです。ずっと一緒にサッカーをしてきた兄弟だからこそ言えることもあります。兄にもふたりの子どもがいて、サッカーをしています。でも、子どものサッカーについては話したことはないです。
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