静岡ホビーショー2019会場内で、一番大きなブースを設けているのは星のマークのタミヤだ。子供にも人気のミニ四駆、プラモデル、RCカーのニューモデルの展示の他、クラフトツールやエアーブラシなど、モデラー必携のアイテムの紹介など、幅広いラインナ…
静岡ホビーショー2019会場内で、一番大きなブースを設けているのは星のマークのタミヤだ。
子供にも人気のミニ四駆、プラモデル、RCカーのニューモデルの展示の他、クラフトツールやエアーブラシなど、モデラー必携のアイテムの紹介など、幅広いラインナップの製品が並んでいた。
ミニ四駆シリーズは今でも子供たちによる支持が根強くあるものの、昔遊んでいた大人が再び手に取るケースも珍しくないという。そんな事情から、往年の人気モデルや、逆にクラシックカーのようなボディを持つモデルなど、車種展開も幅広く、アフターパーツでの拡張性も大きくなっている。
かつてミニ四駆を楽しんでいた世代がRCカーに移行するケースもあるという。
そんな中、目を惹くのはトヨタ『スープラ』や『マツダ3』など、話題のニューモデルのRCカーだ。最近では自動車メーカーとのコラボレーションでの企画もあり、その自動車メーカーのRCカーでのレースも開催されるなど、新たなムーブメントも盛り上がってきている。
中でも注目は、マツダ3新型のRCカー。「魂動デザイン」を深化させた抑揚ある滑らかな面で構成されたボディ。これをポリカーボネートで再現している。コントローラブルなシャフトドライブ4WDシャーシTT-02を採用、実車イメージを踏襲した、赤い強化ロワアームを装備した特別仕様となっている。
また、日産R32『スカイラインGT-R』、フォルクスワーゲン『タイプ2』、アウディ「クワトロ・ラリーA2」などのRCカーも目を惹いた。これらのモデルは海外市場でも人気が高い。
かつてのRCカーはシャーシを共有する製品で、ボディこそ元のクルマの面影をとどめているが、全体のフォルムや佇まいが不自然なものも少なくなかったという。こうした実車さながらのプロポーションで、という声は根強く、そうした市場の声に応えたかたちだ。
「一度試してほしい!」というのはタミヤエアーブラシシステムを紹介するブースの担当者だ。難しいと思われがちなエアーブラシ。しかし広い塗装面はもちろん細かい部分まで、エアーブラシで簡単、きれいに仕上がるのだという。「クルマのボディを塗ったりする場合、筆ではどうしてもあとが残ってしまいます。そんな箇所もエアーブラシなら簡単にきれいな仕上がりが可能です。また塗布する範囲が調節できるため、ディテールの仕上げも簡単です。まだ使ったことない方、ぜひ試してほしいですね」と担当者は話していた。
GRスープラは実車とスケールモデルが並ぶ。《撮影 中込健太郎》
赤いボディのスープラ、年齢を問わず注目度は高い。《撮影 中込健太郎》
昔はなかった、クラシカルなボディを纏ったミニ四駆。こうした商品はかつてミニ四駆で愉しんだ世代が親となり、再び手に取るケースが増えてきており、そうした大人のファンからの要望などもあるのだそうだ。《撮影 中込健太郎》
ミニ四駆マンガも健在。読んで楽しみ、自分でも作ってみる。世界に深く移入できる要素はミニ四駆に欠かせない。《撮影 中込健太郎》
ヤリスWRCもミニ四駆で登場。ワールドチャンピオンを手のひらで。自分で組み立てて走らせられるミニ四駆ならではの愉しみで一層イメージは膨らむ。《撮影 中込健太郎》
ミニ四駆はパーツも豊富。手のひらの小さなモーター駆動のマシンながら、もっと速く!いつの時代も少年のこころは変わらない。《撮影 中込健太郎》
マツダ3のRCカーが早くもお披露目。実車の正式デビュー後に発売される見通しだ。《撮影 中込健太郎》
実際のクルマの塗装のイメージにかなり近い色の質感と、ボディの造形もこの製品の見どころだ。《撮影 中込健太郎》
強化ロワデッキも通常はオプションだが、マツダのイメージの赤い強化ロワデッキもも装備される特別仕様で登場する見込みだ。《撮影 中込健太郎》
マツダ株式会社が協賛して開催されるMAZDAチャレンジカップ。最近ではこうしたムーブメントも盛んになってきているそうだ。《撮影 中込健太郎》
総重量はおよそ4キログラム。最大積載量は7キログラムにも及ぶという巨大なVOLVO FH16の電動RCモデルで登場。トランスミッションは変速操作も可能で、音や振動もリアルに再現されている。実物を目の当たりにすると圧巻の迫力だ。《撮影 中込健太郎》
モーターやトランスミッションの位置など、メカニズムもリアル。《撮影 中込健太郎》
リーフスプリングなども成功に作られている。《撮影 中込健太郎》
エキスパート向けのモデルだとうが注目度は高い。《撮影 中込健太郎》
根強い人気のランチボックスがレッドエディションで登場する。《撮影 中込健太郎》
アウディクアトロラリーA2。今人気なのはこのくらいの年代のモデルなのだそうだ。《撮影 中込健太郎》
国産車ではR32スカイラインは根強い人気。加えて、リアルなプロポーションを待つファンは少なくないという。《撮影 中込健太郎》
スポーツカーばかりがRCモデルの素材ではない。《撮影 中込健太郎》
フォルクスワーゲンタイプ2、人気の23ウィンドウで登場。《撮影 中込健太郎》
ホビーは教材としての可能性も秘めている。《撮影 中込健太郎》
今後こうしたものでの競技も検討されている。《撮影 中込健太郎》
ほかにも魅力的な車種のモデルが多数。2CVはFFシャーシを採用しているとのこと。《撮影 中込健太郎》
タミヤデコレーションシリーズはリアルなスイーツを創作できるシリーズ。しかし実は、様々なミニチュアのシーナリー製作や、幅広いホビーに流用されるケースも少なくないのだそうだ。《撮影 中込健太郎》
エアブラシと一言で言っても、用途など、非常にパーツは多彩だ。塗る模型のサイズなどによって求める性能が異なるからだ。一度使ってみてほしい、と田宮の担当者は話す。《撮影 中込健太郎》
静岡名物安倍川もち。ホビーショーオリジナルパッケージがタミヤブースのショップで販売されていた。《撮影 中込健太郎》
地元静岡の航空会社、FDAフジドリームエアラインのスケールモデルもラインナップ。《撮影 中込健太郎》