第3週、早大は明大に連敗を喫し、勝ち点を落とした。次に相まみえるのは、前週にようやく今季初めて勝ち点を挙げ、逆襲を期す立大だ。優勝戦線に食い下がるためには、なんとしても勝利したい。

 今季も立大投手陣の中心は、プロ注目のエース田中誠也副将(4年)だ。抜群の制球力から『精密機械』とも呼ばれる左腕は現在、東京六大学リーグで防御率2位(2.23)と好調。第2週の明大1回戦では、同じくプロ注目の森下暢仁主将(4年)との投げ合いを制して完封勝利を挙げるなど、まさにチームをけん引している。田中誠や第2先発候補の手塚周(4年)、江口奨理(4年)から、アンダースローの中川颯(3年)や直球が自慢の中﨑響介(3年)につなぐ必勝リレーには十分警戒したい。

早大打線はこれまで幾度となく、田中誠に苦しめられた

打線の核となるのは、3番・柴田颯、4番・山田健太のスーパールーキーコンビ。柴田はここまで全7試合にスタメン出場するなど、主力として活躍中。全ての試合でクリーンアップを任され、打率は3割8厘と、首脳陣の期待に応えている。一方の山田は、東京六大学春季リーグ戦(春季リーグ戦)序盤は、代打での出場が主だった。しかし明大2回戦で本塁打を放つなど結果を残すと、第4週の法大戦からはスタメンに。同2回戦では4番に座り、先制2ラン本塁打を含む5打数4安打3打点と大暴れした。主軸を担う新戦力に要注意だ。

 これを迎え撃つ早大は、早川隆久(スポ3=千葉・木更津総合)の覚醒が待たれる。前カードの明大1回戦で先発登板した際は、5回まで被安打1、無失点と完璧に近い投球を見せる。しかし6回に4安打を集められ3点を失うと、続く7回にも痛打を浴び、計6失点のマウンドとなった。ブルペンには、今西拓弥(スポ3=広島・広陵)や徳山壮磨(スポ2=大阪桐蔭)ら頼れる救援陣が控えているだけに、特に好投手・田中誠との投手戦が予想される1回戦では、継投のタイミングが勝利のカギとなりそうだ。

  一方打線は、4番の打棒に期待したい。東大2回戦で2本塁打を放った加藤雅樹主将(社4=東京・早実)だ。明大1回戦では、「(リーグ戦で放った9本の中で)一番完璧な当たり」と振り返る特大の本塁打を放った。また今季記録した6本の安打全てが長打と、自慢のパワーが復活。打率5割と好調の福岡高輝(スポ4=埼玉・川越東)ら上位打線が出塁し、頼れる主砲の一振りで大量得点を狙いたい。

 

好機で加藤に回し、複数点をもぎ取りたい

 第4週を終えた現在は、慶大と明大が勝ち点3と優勝戦線をリード。早大はその後を追うかたちだが、すでにカードを1つ落としており、「もう負けられない」(小宮山悟監督、平2教卒=千葉・芝浦工大柏)状況に追い込まれている。立大は勝ち点を2つ落とし優勝戦線から脱落しているとはいえ、強力な相手。明大戦で得た課題を克服し、『一球入魂』で勝負に挑む。

 

(記事 望月優樹、写真 望月清香、江藤華)