「ATP1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月5~12日/クレーコート)の大会4日目、男子シングルス2回戦で第6シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界109位のウーゴ・デリエン(ボ…

「ATP1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月5~12日/クレーコート)の大会4日目、男子シングルス2回戦で第6シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界109位のウーゴ・デリエン(ボリビア)と対戦。第1セットは7-5で錦織が先取した。

両者は今回が初の対戦。対するデリエンは予選からの勝ち上がりで、本戦1回戦では世界29位ジル・シモン(フランス)を破っている。錦織は今大会は1回戦免除で、これが初戦となる。同大会で2014年に準優勝、2015年と2016年にはベスト4と結果を残してきている錦織だが、幸先良く初戦を快勝で飾ることができるのか、期待がかかる。

第1セットはデリエンのサービスゲームから始まった。第1ゲームでいきなりのブレークに成功した錦織は、続く第2ゲームをキープして序盤からリードを作った。

さらに第5ゲームでも0-40と3本のブレークポイントを握った錦織。ラリーの末に前に出て相手の逆をつくショットを決めてラブゲームでのブレークに成功。続く第6ゲームをラブゲームでキープし、ゲームカウント5-1とリードを広げた。

そして第7ゲームで15-40と2本のセットポイントを握った錦織。ここはしのがれたが、続く第8ゲームが錦織のサービング・フォー・ザ・セットに。デリエンにポイントリードされた錦織がダブルフォルトをし、15-40とピンチを迎える。しのぎたい錦織だったが、デリエンに見事なウィナーを決められ、ブレーク1つ返された。

直後の第9ゲームで錦織は30-40とセットポイントを握るがここもしのがれる。さらに2度目のサービング・フォー・ザ・セットでも、錦織は3度のピンチをしのぎ切れずゲームカウントは5-5と追いつかれた。

追いつかれた錦織は、第11ゲームで0-40と3本のブレークポイントを握ったが、調子を上げてきたデリエンにしのがれ、デュースに持ち込まれる。お互いに粘りのプレーを見せるが、最後は錦織がこのゲーム8度目のブレークポイントを決めてブレークに成功する。

そして3度目となるサービング・フォー・ザ・セットをなんとか守り切った錦織が第1セットを7-5で先取した。

試合は2セットを先取した方が勝利の3セットマッチ。現在第2セットに進んでいる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 バルセロナ」での錦織

(Photo by Marc Gonzalez Aloma/Action Plus via Getty Images)