平日はサラリーマン、そして週末はアスリートという、二刀流の人生を歩む社会人アスリートの方々へのインタビュー企画です。仕事もスポーツも本気で取り組む社会人アスリートの方々にフォーカスします。

あなたのプロフィールを教えてください。
名前: 小池輝
身長、体重: 169cm、62kg
職業: ソフトウェアエンジニア
競技名: 走高跳
所属チーム名: 静岡陸協

サラリーマンとアスリートの両立という過酷な日々を続ける理由を教えてください。また、競技の好きなところも教えてください。
ITエンジニアの仕事も走高跳も好きだからですね。
好きなことにとことん没頭できる生き方がしたいと考えており、どちらもやりたいなら両立すれば良いと考え両立の生活を送っています。仕事と競技という2つの物事に対して両方真剣に取り組むことで、良い相互作用が生まれると思っています。なので、両立は大変というより、どちらでも結果を出す手段です。
自分にとって仕事と競技はタケウマのような関係だと思っています。体力を使って練習することで気力が回復し、気力を使って仕事をすることで体力を回復させられると思っています。
走高跳の最も好きなところは、踏み切ったとき「ふわっと」飛ばされる感覚が気持ちいいところですね。

いつまで現役を続けますか?
気が向くまで。

<一問一答>

生まれ変わったら何になりたいですか?
生まれ変わっても自分を選ぶと思います。

あなたのヒーローは誰ですか?
自分を生んでくれた両親。

あなたのカッコいいところを教えてください。
好きだと思ったことに一筋であること。

あなたのカッコ悪いところを教えてください。
流行に乗り遅れがちなところ。

宝物は何ですか?
競技生活を通して得た仲間。

好きなお花は何ですか?
青いバラ。
昔の花言葉は「不可能」だったが、今は「奇跡」。自分も不可能を可能にするチャレンジに挑んでいることに合致するためです。

座右の銘は?
「程度大切、油断大敵」
自分への戒めの言葉として常に意識しています。
自分は迷うのがあまり好きではなく、ときに極端な考え方をしがちです。それが原因で跳ぶ感覚を見失ったり、人を傷つける言動をしたり、かなり失敗をしてきました。極端な考え方をとらない方法を模索する中で一番腑に落ちた言葉が、麻生家(麻生太郎元首相の家系)の家訓である「程度大切、油断大敵」でした。麻生家の事業である麻生グループは石炭産業で財を成したあと多角的に事業を拡大し続けていますが、その背景には「現状と将来を冷静に分析・把握し、適正規模で事業を展開してきたから」「事業がうまくいっていても、将来への備えを怠らなかったから」だと調べて分かりました。この言葉を意識して生活し始めたところ、記録も安定し始め、周囲を思いやった行動や言動が少しずつできるようになりました。このことから「人生も走高跳も、バランスが命なんだな」と実感しました。
同じ迷わない行動でも、極端な思想による狭い選択肢の中での行動なのか、目的の達成に向けて必要な要素や適切な手段やそのリスクを調べた上での行動なのかでは、結果は全く異なります。競技の上では、自分の心技体の状況を把握し、”身の丈にあった目標設定”と練習計画を立て、日々記録向上を意識して生活することがこの考えの実践にあたると考えています。

最近ブルッたことは何ですか?
職場・練習拠点から近く、趣味(beatmaniaIIDX)にも没頭できることを期待し、秋葉原に引っ越したことでしょうか。家賃は若干高いですが、毎日アキバで過ごせることが嬉しくてブルっているので、それ以上の価値があるように感じます。

この記事を読んでいるユーザーへのメッセージをください。
ITエンジニアとアスリートは対極にある存在のように感じられますが、結果を出すための過程は非常に似ていると思います。
目標(納期)に向けて練習(実装・テスト)の計画を立てる点、記録を伸ばす(顧客のニーズを満たす)ためにどんな練習(実装)をすべきかが大事なのは一緒です。自分は走高跳選手としては身長が低く、もともとのバネもそこまでない人間でした。しかし、目標達成のために自身に必要なことは何か常に見極め続けてきたことで、記録を伸ばすことができて自分に自信がつきました。競技で得た自信が今の自分を作ったのだと思います。そこまで大きくない選手が身長よりはるかに高いバーを越える姿は圧巻です。陸上競技の試合会場に来て、ぜひそれを体感していただければと思います。
最近、走高跳の技術や思いを中心に、陸上競技で学んできたことを多くの人に還元する手段として小池輝の個人ブログを作成しました。この記事を読んで私に興味を抱かれた方がいれば、ぜひ読んでいただきたいです。以下がそのURLとなりますので、よろしくお願いします。

https://ak-field.com/