プロ野球の平成31年間をデータで振り返る第1弾は投手編。 平成元年から31年4月30日までの記録を集計し、それぞれ10…

 プロ野球の平成31年間をデータで振り返る第1弾は投手編。

 平成元年から31年4月30日までの記録を集計し、それぞれ10位までのランキングを算出した。50歳までプレーした山本昌が勝利数、先発登板、投球回、被安打の4部門で1位に。それを上回る最多「5冠」がDeNA三浦大輔。敗北数、失点、自責点、被本塁打と『打たれた』データが並ぶなか、奪三振のトップが光る。

 

 三浦大輔「そんな速いボールもなかったですし、すごい変化球もなかった。コントロールとタイミングを外すことばかり考えていました。長いイニングを投げた結果、三振がついてくる。狙う時もたまにあったけど、狙ってはなかなか取れなかった。(敗北については)記録としていい記録もあれば良くなかった記録もある。記録というか、足跡みたいなもの。いろんな思い出がありますね」

 リリーフではセーブ、登板数、救援登板で岩瀬仁紀が1位に。防御率2.39の前田健太は2位以下を大きく引き離している。リリーフが長かったにもかかわらず、無四球試合が突出している上原浩治の制球力も見逃せない。記録から「平成男」の活躍をじっくりと楽しみたい。

平成の勝利数
1.山本昌(中日)214
2.西口文也(西武)182
3.工藤公康(西武)177
4.三浦大輔(DeNA)172
5.石川雅規(ヤクルト)163
6.斎藤雅樹(巨人)151
7.桑田真澄(巨人)146
8.石井一久(西武)143
9.杉内俊哉(巨人)142
10.星野伸之(阪神)141

平成の敗北数
1.三浦大輔(DeNA)184
2.山本昌(中日)165
3.石川雅規(ヤクルト)158
4.佐々岡真司(広島)153
5.小宮山悟(ロッテ)141
6.桑田真澄(巨人)123
7.涌井秀章(ロッテ)122
8.西口文也(西武)118
9.工藤公康(西武)118
10.前田幸長(巨人)110

平成の防御率
1.前田健太(広島)2.39
2.斎藤雅樹(巨人)2.76
3.杉内俊哉(巨人)2.95
4.金子弌大(日本ハム)2.97
5.岸孝之(楽天)3.00
6.上原浩治(巨人)3.02
7.メッセンジャー(阪神)3.08
8.和田毅(ソフト)3.11
9.槙原寛己(巨人)3.14
10.内海哲也(西武)3.21
【注】1500投球回以上

平成の投球回
1.山本昌(中日)3297回2/3
2.三浦大輔(DeNA)3276回
3.石川雅規(ヤクルト)2694回2/3
4.工藤公康(西武)2597回1/3
5.西口文也(西武)2527回2/3
6.佐々岡真司(広島)2344 1/3
7.桑田真澄(巨人)2294回1/3
8.小宮山悟(ロッテ)2293回
9.涌井秀章(ロッテ)2234回2/3
10.石井一久(西武)2153回1/3

平成の失点
1.三浦大輔(DeNA)1430
2.山本昌(中日)1385
3.石川雅規(ヤクルト)1265
4.西口文也(西武)1134
5.工藤公康(西武)1112
6.小宮山悟(ロッテ)1068
7.佐々岡真司(広島)1027
8.桑田真澄(巨人)1016
9.石井一久(西武)971
10.涌井秀章(ロッテ)951

平成の自責点
1.三浦大輔(DeNA)1309
2.山本昌(中日)1277
3.石川雅規(ヤクルト)1158
4.西口文也(西武)1047
5.工藤公康(西武)1031
6.小宮山悟(ロッテ)945
7.佐々岡真司(広島)933
8.桑田真澄(巨人)929
9.石井一久(西武)869
10.涌井秀章(ロッテ)863

・合わせて読みたい→
「平成の大エース」・斉藤雅樹、時代を築いてきた野球論〜中継ぎから先発転向、11試合連続完投勝利へ〜(https://cocokara-next.com/athlete_celeb/masakisaito-serialization-02/)

 

平成の先発登板
1.山本昌(中日)508
2.三浦大輔(DeNA)488
3.石川雅規(ヤクルト)438
4.工藤公康(西武)390
5.西口文也(西武)387
6.石井一久(西武)332
7.桑田真澄(巨人)330
8.涌井秀章(ロッテ)317
9.杉内俊哉(巨人)309
9.内海哲也(西武)309

平成の完投
1.斎藤雅樹(巨人)106
2.桑田真澄(巨人)98
3.星野伸之(阪神)96
4.小宮山悟(ロッテ)83
5.野茂英雄(近鉄)80
5.西崎幸広(西武)80
7.三浦大輔(DeNA)78
8.山本昌(中日)77
9.黒田博樹(広島)76
10.今中慎二(中日)74

平成の完封
1.斎藤雅樹(巨人)36
2.山本昌(中日)28
3.三浦大輔(DeNA)23
4.星野伸之(阪神)22
5.杉内俊哉(巨人)21
5.金子弌大(日本ハム)21
7.槙原寛己(巨人)20
8.桑田真澄(巨人)18
8.工藤公康(西武)18
8.松坂大輔(中日)18
8.ダルビッシュ有(日本ハム)18
8.田中将大(楽天)18

平成の奪三振
1.三浦大輔(DeNA)2481
2.工藤公康(西武)2287
3.山本昌(中日)2272
4.杉内俊哉(巨人)2156
5.石井一久(西武)2115
6.西口文也(西武)2082
7.佐々岡真司(広島)1806
8.桑田真澄(巨人)1633
9.涌井秀章(ロッテ)1619
10.岸孝之(楽天)1591

平成の被安打
1.山本昌(中日)3194
2.三浦大輔(DeNA)3146
3.石川雅規(ヤクルト)2897
4.工藤公康(西武)2454
5.小宮山悟(ロッテ)2389
6.佐々岡真司(広島)2340
7.西口文也(西武)2339
8.桑田真澄(巨人)2226
9.涌井秀章(ロッテ)2153
10.黒田博樹(広島)2016

平成の被本塁打
1.三浦大輔(DeNA)358
2.山本昌(中日)339
3.石川雅規(ヤクルト)315
4.西口文也(西武)290
5.工藤公康(西武)284
6.佐々岡真司(広島)259
7.小宮山悟(ロッテ)224
8.高橋建(広島)216
8.桑田真澄(巨人)216
10.石井一久(西武)213

平成の無四球
1.上原浩治(巨人)21
2.黒田博樹(広島)17
2.斎藤雅樹(巨人)17
4.三浦大輔(DeNA)16
5.星野伸之(阪神)14
6.成瀬善久(オリックス)13
6.涌井秀章(ロッテ)13
8.石井丈裕(日本ハム)12
8.田中将大(楽天)12
8.金子弌大(日本ハム)12

平成の与四球
1.石井一久(西武)941
2.西口文也(西武)906
3.三浦大輔(DeNA)882
4.山本昌(中日)848
5.工藤公康(西武)821
6.下柳剛(楽天)744
7.西崎幸広(西武)674
7.星野伸之(阪神)674
9.涌井秀章(ロッテ)669
10.桑田真澄(巨人)639

平成の与死球
1.石井一久(西武)100
2.渡辺俊介(ロッテ)96
2.涌井秀章(ロッテ)96
4.下柳剛(楽天)93
5.久保康友(DeNA)89
6.中田賢一(ソフト)88
7.西口文也(西武)81
8.石川雅規(ヤクルト)79
9.藪恵壹(楽天)77
10.三浦大輔(DeNA)76

平成の暴投
1.石井一久(西武)115
2.新垣渚(ヤクルト)101
3.前田幸長(巨人)84
4.涌井秀章(ロッテ)74
5.伊良部秀輝(阪神)73
6.小林宏之(西武)72
6.工藤公康(西武)72
8.中田賢一(ソフト)70
8.三浦大輔(DeNA)70
10.野田浩司(オリックス)64

平成のボーク
1.グリン(横浜)20
2.石井貴(西武)18
3.ドミンゴ(楽天)16
4.川尻哲郎(楽天)15
5.伊良部秀輝(阪神)13
6.槙原寛己(巨人)12
6.ジャン(阪神)12
8.ジオ(DeNA)12
9.多田野数人(日本ハム)11
9.加藤伸一(近鉄)11
9.ブロック(広島)11

平成のセーブ
1.岩瀬仁紀(中日)407
2.高津臣吾(ヤクルト)286
3.佐々木主浩(横浜)252
4.サファテ(ソフト)234
5.小林雅英(オリックス)228
6.藤川球児(阪神)225
7.馬原孝浩(オリックス)182
8.クルーン(巨人)177
9.武田久(日本ハム)167
10.永川勝浩(広島)165

 

平成のホールド
1.宮西尚生(日本ハム)304
2.山口鉄也(巨人)273
3.浅尾拓也(中日)200
4.マシソン(巨人)166
5.五十嵐亮太(ヤクルト)159
6.青山浩二(楽天)145
7.高橋聡文(阪神)141
7.ウィリアムス(阪神)141
9.平野佳寿(オリックス)139
9.藤川球児(阪神)139
9.増井浩俊(オリックス)139

平成の登板数
1.岩瀬仁紀(中日)1002
2.五十嵐亮太(ヤクルト)788
3.藤川球児(阪神)715
4.山口鉄也(巨人)642
5.宮西尚生(日本ハム)641
6.下柳剛(楽天)627
7.藤田宗一(ソフト)600
8.高津臣吾(ヤクルト)598
9.前田幸長(巨人)595
9.福原忍(阪神)595

平成の救援登板
1.岩瀬仁紀(中日)1001
2.五十嵐亮太(ヤクルト)788
3.藤川球児(阪神)696
4.宮西尚生(日本ハム)641
5.山口鉄也(巨人)640
6.藤田宗一(ソフト)600
7.高津臣吾(ヤクルト)581
8.橋本武広(ロッテ)547
9.武田久(日本ハム)534
10.高橋聡文(阪神)531

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]