令和元日から始まった黒鷲旗全日本男女選抜(黒鷲旗)も4日目。きのうの富士通カワサキレッドスピリッツ戦で勝利し大学勢としては史上初のグループ1位通過を決めたⅭ組1位の早大はきょう、Ⅾ組2位のⅤ1リーグ所属・東レアローズ(東レ)と対戦した。早…

 令和元日から始まった黒鷲旗全日本男女選抜(黒鷲旗)も4日目。きのうの富士通カワサキレッドスピリッツ戦で勝利し大学勢としては史上初のグループ1位通過を決めたⅭ組1位の早大はきょう、Ⅾ組2位のⅤ1リーグ所属・東レアローズ(東レ)と対戦した。早大は1セット目を先取するものの、2セット目以降『弱み』を突かれて拍車をかけることができなかった。セットカウント1-3(25-21、16-25、20-25、21-25)で「別格」(寺石周防主務、政経=埼玉・早大本庄)だった東レに敗戦。惜しくもベスト4進出とはならなかった。

 グループ戦ではⅤ1リーグ所属の2チームを撃破した早大。大塚達宣(スポ1=京都・洛南)、宮浦健人(スポ3=熊本・鎮西)のスパイクを含む3連続得点から試合が始まった。5-1とすると東レにタイムアウトを取らせることに成功。その後も大塚、村山豪(スポ3=東京・駿台学園)、中村駿介(スポ3=大阪・大塚)の3枚ブロックが東レの強烈なブロックを封じるなどセット序盤早大の勢いは止まることはなかった。しかし相手のフェイントなどで連続得点を許し15-16と抜かされてしまう。ところが終盤、息を吹き返したかのように早大は順調に得点を取り続け22-20に。そして宮浦の長いスパイク、大塚の会場を沸かすサービスエース、中村と息の合った村山のクイックが決まり3連続得点。見事第1セットを獲得する。


今大会躍動し続けた大塚

 試合の主導権は早大が持ち続けるかに思われた2セット目。序盤から早大はミススパイクなども重なり4連続失点を余儀なくされる。このまま序盤の流れの悪さから抜け出すことなく2セット目を落とす。3セット目以降も早大の歯車は狂ったまま。「相手が僕の(トスを)上げづらいところからサーブを打ってきてトスが乱れ、スパイカーが打ち切れない場面が多くあった」と正セッター中村が振り返るように東レは中村の弱点を徹底的に調べ上げた。その結果弱みを完全握られた早大は太刀打ちするすべなし。このまま3,4セットと落とし、敗戦。春季関東大学リーグ戦(春季リーグ戦)からの課題であるレセプション、そしてそこから上げるトスの精度という課題が露見した試合であった。


大観衆から拍手を送られる選手たち

 試合後、格上相手に全力プレーを見せ続けたエンジの戦士たちの健闘を称える温かい拍手が会場中から巻き起こった。一球一球に入魂し粘り強くボールに食らいつく。その姿勢は大観衆の心を打った。選手は黒鷲旗で『自信』という得難いものを収穫することができた。そして快進撃を見せつけた早大の活躍は黒鷲旗の歴史に刻まれることだろう。来週からは春季リーグ戦が再開。明大、筑波大、日体大という強豪3校との対戦が控えている。いずれも優勝のかかった負けられない戦いだ。早大バレーボール部には今大会で課題として挙がったレセプション、トスの精度を上げて春季リーグ戦でも新たな歴史を刻んでほしい。

(記事 萩原怜那、写真 松谷果林)

※掲載が遅くなり、申し訳ありません

セットカウント
早大25-21
16-25
20-25
21-25
東レアローズ
スタメン
レフト 村本涼平(法4=京都・洛南)
レフト 大塚達宣(スポ1=京都・洛南)
センター 武藤鉄也(スポ4=東京・東亜学園)
センター 村山豪(スポ3=東京・駿台学園)
ライト 宮浦健人(スポ3=熊本・鎮西)
セッター 中村駿介(スポ3=大阪・大塚)
リベロ 堀江友裕(スポ4=和歌山・開智)
コメント

松井泰二監督(平3人卒=千葉・八千代)

――きょうの試合を振り返っていただけますか

きょうは自分たちでやろうとしたところは出そうとしていましたが1セット目は出たけれども2セット目以降はやることに対して対応されてしまった、完全に相手が上回ってしまったという感じです。サーブを狙ったのですが違うところに行ってしまうなど戦術の徹底ができていなかったです。

――きょうはどのようなところに対策を練って試合に臨みましたか

サーブレシーブからの攻撃をしっかりしていこうという点はきょうのテーマではありました。

――大会を通して点数をつけるとするならば何点でしょうか

大会全体としては80点ですね。

――それはどうしてですか

残りの20点は富士通(カワサキレッドスピリッツ)の試合がだらしなかったりとかきょうの試合でも初歩的なミスがちょっとあまりにも多かったから引きました。

――今大会は選手にとってどのような成長につながったと思いますか

自分たちがやってきたことを全部出せば勝てるし、あるいは自分たちがキューブレーキをかけてしまうとあまりいい成果が出ず、形にならないということが分かった大会だったのではないかと思います。

――来週の明大戦への意気込みをお願いします。

疲労をしっかりとって自分たちがやってきたところをどれだけ出せるかというところに期待したいです。

堀江友裕主将(スポ4=和歌山・開智)

――今の率直な気持ちをお願します。

予選1位で周りからすごいと思われていましたがきょう勝って本当の強さを見せたかったという気持ちです。

――立ち上がりは良好な印象を受けましたが

僕らがよかった言うよりかは相手が本調子ではない中でとれたセットだったかなと思うので自分たちの結果ではないのであまり良い結果とはいえないと思います。

――主将として挑んだ今大会はご自身にとってどのようなものになりましたか

(ケガで)長い間ゲームを離れていて眠っていた部分が呼び起せたという部分ではポジティブに捉えていいと思います。でもきょうのプレーは僕的には全然ダメでしたが良かったところもあってチーム全体でもよかったところと悪かったところがはっきりした大会だったな
と思います。

――具体的に課題は何ですか

悪い時にはレセプションが返らず、Bパスになってしまったりセッターの駿介(中村、スポ3=大阪・大塚)は経験のない選手なのでレセプションがダメでトスもダメでスパイクもダメで、のような状態になっていることもありました。駿介もずっと良いトスを上げれるわけではなく、レセプションもずっといい状態でできるわけではないのでやはり僕らレセプション側が悪い時はトスに助けてもらってるということもあったので駿介が苦しんでいるときにもっと良いレセプションも返せたのではないかとも思います。スパイカーももっと(チームの状態が悪い時に)「持ってこい」と声をかけてあげればその声一つでセッターを少しでも楽にさせてあげられると思います。そういったことは試合中にもできることなのでできないということは課題だと思います。

――リーグ戦が再開します。最後に意気込みをお願いします。

黒鷲は黒鷲で終わったのでリーグに向けてまずは疲労を取ることを意識して大学生相手にも格上に向かっていく姿勢を見せなければいけないし、黒鷲で成果を上げた分さらに向かってくると思うのでどの相手にも向かっていきたいなと思います。

武藤鉄也(スポ4=東京・東亜学園)

――きょうの試合を振り返っていただけますか

松井先生(泰二監督、平3人卒=千葉・八千代)もおっしゃっていましたが、きょうは相手のレベルが高くて、戦術にはまってしまったという感じがしました。

――第1セットを取り切れた要因は

サイドアウトをしっかり取るというような我慢がしっかりできていたと思います。最後は相手のミスなどもあってブレークできましたし、そうやって粘って接戦をものにできたというところかなと思います。

――逆に第2セット以降、崩れてしまった原因は

相手がライト側にサーブを集めてきて、駿介(中村、スポ3=大阪・大塚)がトスを上げづらい状況を作られてしまいました。それでリズムを崩してこっちがミスを出してしまうこともありましたし。戦術のあるサーブを打たれたなという感じです。

――かなり多くラリー戦があったと思います

こっちも粘ってラリーを取ることができていたとは思いますが、相手も僕ら以上にディグ(スパイクレシーブ)を上げてきました。僕らの方が大学生ということで粘り強いかなとは思っていたのですが、やっぱりプロの方々はさすがだなと思わされました。

――春季関東大学リーグ戦から中2日での格上チームとの4連戦でしたが、収穫と課題はどのようなところでしょうか

体がきつい中でも予選リーグのように格上相手に戦えたということは、1~3月に体力トレーニングを頑張ってきた成果が出ているなと感じています。しかし、きょうの東レさんのようにレベルの高い相手に勝つにはまだまだ技術も体力的な面も劣っているのかなと感じました。

――今後に向けて

まだ残りリーグ(春季関東大学リーグ戦)が3戦ありますし、少しでも早く疲労を取ってリーグ戦に臨みたいと思っています。今回の大会で得た収穫や課題を糧にゆくゆくは全日本インカレ(全日本大学選手権)に向けて少しずつ成長できるようにしたいです。今回の大会が本当に成長するチャンスで、すごく素晴らしい舞台で試合ができたと思っているので、無駄にしないようにまた1から練習を頑張っていきたいと思っています。

村本涼平(法4=京都・洛南)

――きょうの試合を振り返って

1セット目の入りはすごく良くて、(セットを)取り切れたこともすごく良かったですが、2セット目から自分たちの弱いところを突いてきて、戦術的に自分たちをつぶしにきました。それに対応できなかったなという感じの試合でした。

――東レアローズの印象は

ブロックとディグの関係がしっかりしていて、向こうがやりたいことを選手がコート上で発揮しているなと感じました。やるべきことを選手が体現しているところがVのチームのすごさだと感じたので、自分たちもそういった戦術とかをコートの選手がどれだけ発揮できていたか、という面で相手との差が出たかなと思います。

――サーブレシーブについて振り返っていただけますか

Vのチームはどこもサーブがすごいと感じていますが、その中でも東レさんは本当にサーブが上手かったです。もう少し自分たちのサーブレシーブの精度を高めて、駿介(中村、スポ3=大阪・大塚)が上げやすいような形を作ってあげれば少し違った試合内容になったかなとも思います。サーブレシーブする3人がこれからの課題としてしっかり高さを出したレセプションをできるようにやっていかなければならないなと感じました。サーブレシーブについては、リズムはもちろん、駿介が余裕を持って(トスを)上げられるように、ネットのほうに寄せつつ高さをある程度出すというレセプションを変えさせるように練習したいです。駿介を1歩も動かさずに、というのが1番理想的ですね。

――早大のスパイクがきのうまでと比べてかなり拾われている印象がありました

そうですね、向こうがスパイクのコースなどの早稲田の分析をしっかりしていましたね。ブロックで止めるところとディグ(スパイクレシーブ)で上げるところを分けるということを本当に徹底してやられていたので。その面は早稲田より上で、やっていてすごさを感じました。

――格上相手に4連戦を戦い抜きましたが、振り返って

体がきつい状態で、Vさん相手に3勝することができて、こういった形で頑張れたことはとても良かったです。逆に自分たちが悪い状態のときのレベルが低いということも分かりましたし、悪い状態の時のレベルをもう少し上げて、常に高い状態で自分たちのバレーボールができるようにしたいということがこれからの目標としてつなげていきたいと思いました。

――悪い状態のときのレベルが低いというのは

相手に合わせてしまったり、自分たちが体力的にしんどいなという時にさぼってしまったりということですね。そこで頑張れないというか、いつもなら相手にブロックされないボールがブロックされてしまったり、ワンタッチボールに対して走れなかったりということが特にきのうの試合で結構ありました。そこのレベルを上げたいと思っています。

――次週から再開する春季関東大学リーグ戦に向けて

黒鷲旗を通して、良い部分と悪い部分がすごくよくわかりました。悪い部分はしっかり反省・修正していきたいです。まだまだチームも始まったばかりなので、もっと自分たちを鍛えてまたリーグ戦(春季関東大学リーグ戦)に臨めたらと思っています。

吉田伸アナリスト(スポ4=東京・調布南)

――きょうの試合を振り返って

きょうの試合は、よくここまで格上相手に戦えたなというのが1番の感想です。正直、実際に戦ってみて外国人のルジェ選手(東レアローズ)など最後まで対応しきれない部分はありましたが、自分たちのサーブをしっかり攻めるだとか、やってきたことを試合を通して結構できたかなと思います。

――選手のみなさんが第2セット以降攻撃に苦しんでいるようでしたが

東レのアナリストさんが、早稲田のバレーを結構見ていたんだろうなと思います。それでセッターのクセを把握したのかなと。でも、そういったことをやってもらえることによって駿介(中村、スポ3=大阪・大塚)の課題やチームの課題が見えた試合になったなと思うので、逆にそういう戦術を立ててくれたことに対してありがたく感じています。

――試合中はどのような指示を

具体的には例えば今のブロックの付き方がどうだった、とかもう少しブロックでストレート締めたほうがいいよ、とか、サーブで狙う相手選手のレセプションの数値(サーブレシーブ成功率)が上がってきていたらターゲットを変えていこう、とかそういうことですね。あとは見ていてこっちのミドル(センター)へのマークが厚くなっているとかそういうことも指示します。逐一コーチに伝えています。

――今回はアナリスト席とコートの距離が非常に近かったですね

いつもは観客席に座っているので、選手と一緒に戦えているという実感があまり持てません。ですが、やはりあれだけ距離が近いと自分も声を出すことができますし、コート外ではあっても選手と一緒に戦っているような気分になれる場なので、僕は全カレ(全日本大学選手権)のアナリスト席やこういった黒鷲旗の席は大好きです。

――この4日間、どのようなところに収穫を感じていますか

やっぱり相手チームがしっかり早稲田を対策してくれて、それなりに戦術立ててプレーしてくれるチームばかりでした。相手のブロックの付き方やセッターのクセなどを相手がちゃんと分かった状態でやってきました。大学とVリーグの違いは、コートに入っているメンバーがそういった戦術を全員徹底してくるというところは全然違いました。そういう徹底ぶりは大学とは違って。こっちもそれは本当に見習わなきゃな、とすごく勉強になりました。

――今後に向けて

最終目標である日本一に向かって、リーグ戦(春季関東大学リーグ戦)での残り3戦勝ち取りたいです。また、優勝という目先の目標だけにこだわらず、執着しすぎずに、自分たちが今大事にしている「レセプションアタックからの切り返し」ということもまず大事にしていきたいと思っています。結果のみにとらわれ過ぎず、1つ1つ課題を潰していくということをこれからも継続していきたいと思っています。

寺石周防主務(政経4=埼玉・早大本庄)

――今の率直な気持ちをお願いします。

この4日間を通してきょうは別格だったなというかやることも徹底されていてとても強かったです。そういった中でどんどん通用されなくなってきてやることができなくなってしまったので悔しい思いでいっぱいです。

――試合中とても大きな声をかけていた印象を受けましたがそれについてはいかがですか

自分の出来ることを探してやっていかなければいけないと思っていてアナリストから得た情報も伝えやすい位置にいますし友裕(堀江主将、スポ4=和歌山・開智)はこっちを向いて聞いてくれるので基本的に選手が中(コート)で沈んでしまうことも多く、その時に外からでも声を掛けられる部分はあると思うのでそういったことは意識して声をかけようと思っています。

――この大会はどのようなものになりましたか

毎年早稲田として黒鷲旗を通してチームがまとまるということがあって今年もそのような大会にしていこうということをミーティングで言っていてその中で僕らにとっては初めてⅤに勝つこともでき、ステップアップしたというか自信がついた大会になったとは思うのですがきょうの試合でここまでレベルの違いを見せつけられ、また一つ反省点ができたので12月までにチームを作っていくという意味では良い大会になったなと思います。

――来週からリーグ戦が再開しますが意気込みをお願いします。

明治、筑波、日体と残っていてどのチームも特徴のあるチームでなかなかくせ
の強いと思うのですが今回悔しい思いもしましたが得た自信もあったので自分たちの強みを伸ばしていってケアする選手はしっかりケアして来週に臨みたいと思います。

村山豪(スポ3=東京・駿台学園)

――きょうの試合を振り返って

きょうは結果的に負けてしまいましたが、得ることもたくさんありました。そういった意味では戦って良かったなと思います。

――悔しい思いをたくさんされたと思いますが、1番悔しかった部分はどのようなところでしょうか

自分の武器は速さだと思っているのですが、その速さをあまり生かせなかったのでそこが1番悔しかったです。

――今大会での収穫は

相手の高さやパワーを間近で感じられました。自分にまだまだ足りない部分だったので、それを学べたことが大きな収穫になりました。

――格上チームとの4連戦を振り返って

1試合1試合すごく勉強になることがたくさんあって、すごく良かったです。ですが、反省も出たのでそこをしっかり切り替えてやっていきたいですね。

――今後のご自身の課題は

大事な場面で1点欲しい場面でうまく決めきれないということがあったので、そこでコンビをしっかり合わせて1点決めたいなと思っています。

――今後に向けて

この大会で本当に色々なことを学べたので、この経験はリーグ戦にきっとつながると思います。次の試合の相手は大学生になりますが、そういうことは気にせず、1試合1試合全力で戦って、優勝したいと思っています。

宮浦健人(スポ3=熊本・鎮西)

――きょうの試合はいかがでしたか

自分たちのスキルや精神面など全ての面において東レさんの方が上で、きょうは完敗だなと感じました。

――きょうのご自身のスパイクについて振り返っていただけますか

ブロックでコースを限定されて、その限定されたコースにはレシーバーが入っていてスパイクを拾われたという感じでした。拾われるということは自分のパワーがまだ足りないということですし、(選手が)いないところに打つというようなスキルがまだまだだなと思いました。

――大学でもブロックにつかれることはあると思いますが、やはりVのチームと大学生との違いはありましたか

きょうのマッチアップが外国人選手だったということもあって、大学生とは違った高さやプレッシャーがありました。そういう高さのあるブロックの中でプレーできたことはとてもいい経験になりました。

――きょうはチームとしてどのような点が良くなかったでしょうか

ブロックにつかまることもありましたし、コンビが合わないところもありました。また、自分たちがミスすることも結構ありました。相手がミスするより早く、自分たちから先にミスしてしまったというところが良くなかったです。無駄なミスも多かったですよね。

――予選グループ戦での堺ブレイザーズ戦や豊田合成戦では自分たちが我慢できたとおっしゃっていました

そうですね、相手のブロックのプレッシャーなどもあって、あまり冷静になれずにミスが出てしまいました。

――4連戦を振り返って

この4日間で自分たちのできることを出しきって、結果として3勝できました。その中で、1試合1試合で課題が見つかりましたし、これをまた弾みにしてさらにレベルアップしていかないといけないと感じる大会でした。

中村駿介(スポ3=大阪・大塚)

――今の率直な気持ちをお願いします。

自分の思い通りに良いプレーができなかったので悔しいところもあるのですが4試合してⅤのチームに勝つことができたので自信にしても良いのかなと思います。

――きょうの試合でのご自身のプレーはいかがでしたか

きょうは相手が僕の(トスを)上げづらいところからサーブを打ってきてトスが乱れてスパイカーが打ち切れないというシーンが結構あったのでそのせいで落としてしまった試合だったなと思います。

――正セッターとして挑んだ黒鷲旗はご自身にとってどのようなものになりましたか

勝つこともできたので自信につながった部分もありますが、よくないところも出たので課題ができた大会だったと思います。

――課題とは具体的に何ですか

先ほども言いましたがサーブが一本目からライト側に行ってそこから回り込んでトスを上げるということが全然できておらず手だけで上げて乱れてしまうという点です。そこをもっと修正出来たらなと思います。

――来週からリーグ戦再開しますが意気込みをお願いします。

この大会で良いところも悪いところもいっぱいでたので悪いところをこの1週間で修正して、きょうⅤと戦ったくらいの覇気を出してやっていきたいと思います。

大塚達宣(スポ1=京都・洛南)

――今の率直な気持ちをお願いします。

4試合やらせてもらえて良い経験になったと思いますし何が通用して何が通用しないのかが分かったのでこれから生かして大学バレーに戻っても自分を成長させていきたいと思います。

――今大会はご自身にとってどのようなものになりましたか

ずっと出たかった大会なのでこのような舞台に立ててすごく嬉しく、楽しかったですしまた絶対来年も出たいと思ったのでそのためにも4年生のためにということはもちろんですが黒鷲にもう一回出るためにもインカレ優勝できるように頑張りたいと思わせてくれた大会でした。

――リーグ戦が再開しますが、意気込みをお願いします。

リーグはリーグでまた来週から優勝のかかった大事な一戦になるので、それに備えるためにも今は体の調整をして来週から練習をやるときはやって休む時は休んでまたいい状態で試合に臨めるように頑張りたいです。