関東学生トーナメント(春関)6日目。明大から唯一、竹本琴乃(国際4=高松北)が女子シングルスの準決勝に出場した。惜しくも敗れたが、ベスト4入り。昨年度から、確かな成長を見せた。◆4・30〜5・7 関東学生トーナメント(早大東伏見…

 関東学生トーナメント(春関)6日目。明大から唯一、竹本琴乃(国際4=高松北)が女子シングルスの準決勝に出場した。惜しくも敗れたが、ベスト4入り。昨年度から、確かな成長を見せた。

◆4・30〜5・7 関東学生トーナメント(早大東伏見コート他)

▼5・6

[女子シングルス準決勝]

 竹本琴 0{0―6、1―6}2 佐藤(慶大)○

【女子シングルス準決勝:竹本琴VS佐藤南帆(慶大)】

 準決勝は完敗だった。相手は全仏オープンジュニア・ダブルス準優勝など、国際大会でも実績がある選手。「何もさせてもらえなかった」。深く、幅広いコースに強いショットを連発され、苦しい展開に。開始から11ポイント連続奪われるなど、第1セットではわずか5ポイントしか奪えず、ゲームカウント0―6で先取された。

 第2セットも、勢いを止められなかった。第4ゲームに、今試合唯一のブレークチャンスを生かしてリターンゲームを獲得したが、反撃はここまで。ゲームカウント1―6で奪われ、ストレート負けを喫した。

 ファーストサーブの成功確率は、竹本琴が77.8%、佐藤が73.3%と相手を上回る。しかし「リターンが深く、いいサーブが入っても主導権を握れなかった」。第2セットの第3、5ゲームではファーストサービスを全て入れるもブレークを許すなど、7回のサービスゲームを1度もキープできず。「ベスト4まで来れたことを自信にしたい」。最後の年にさらなる飛躍を目指す。

 夏のインカレ、関東学生選手権、リーグ戦に弾みがつく大会になった。明大勢は全て敗退となったが、シングルスの2人がベスト8、1人がベスト4と大健闘。ダブルスはベスト16止まりだったものの、蓮見亮登(営3=東京学館浦安)・森大地(文2=東海大菅生)組がシード勢を撃破するなど好試合を展開した。昨年度の春関・最高成績は、ベスト16だったことを考えると大幅な躍進。「個人戦・リーグ戦ともに日本一を目指す」。今から夏が楽しみだ。

[渡部伊織]

関東学生トーナメント2019の写真をこちらに掲載しています‼️

試合後のコメント

竹本琴

――今日の試合はいかがでしたか。

 「過去に対抗戦で対戦したことがあって、セカンドセットは競っていました。今日もそのように戦いたかったのですが、あまりにも相手のボールのコースが良くて、深かったです。言い訳とかこうすれば良かったとかが出てこないくらいの完敗でした。自分のプレーを何もさせてもらえませんでした。もっと開き直って攻めたり、スライスをしたり、相手を困らせるプレーがしたかったです」

――サービスゲームをキープできませんでした。

 「リターンが深かったので、いいサーブが入っても主導権を握れませんでした。サーブの球種を変えたり、回転をかけたりとか工夫したらキープできたかもしれません」

――ベスト4という結果でした。

 「ベスト4まで来るとは思っていませんでした。4年生になって最後の大会なので、後悔しないように楽しんでやろうと思っていました。ここまで勝てたのは自信にしたいです。夏は、チームでも個人でも日本一を目指します」