写真:株式会社CAMPFIRE/撮影:ラリーズ編集部

いま、「卓球部」がアツい。

若者の街・渋谷で、国内最大のクラウドファンディング事業を展開する、名物社長の“家入一真”氏がいるあの会社。そう、株式会社CAMPFIREにも「卓球部」が出来たらしい。

噂を聞きつけて、さっそく起案者であり卓球部部長だという橋本洋佑さん(以下、メイソン氏)に、突撃インタビューした。

おしゃれすぎるオフィス・・・こんなところに卓球部が?




写真:CAMPFIREオフィス/提供:株式会社CAMPFIRE

半信半疑でインタビュー開始。

――なぜ、この会社に卓球部が?

「会社が拡大すると、よく“何十人の壁”とか言って、組織をまとめるのが難しくなるんですけど、うちも100人を超えて。社内コミュニケーションを強化したい時期だったんです。

レクリエーションとか社内報とか、施策を充実させる一環で、卓球部も生まれました」




写真:クールなメイソン氏(株式会社CAMPFIRE)/撮影:ラリーズ編集部

――想像してたよりも真面目な回答・・・。でも、なぜ他のスポーツではなく卓球を?

「うちは、いわゆる体育会系の人が少ないんです。サッカー・野球・ラグビーといった、ごりごりスポーツ出来ます!って人がほとんど居ないので、卓球なら出来るかな?って」

――みんなが始めやすいスポーツとして、卓球を選ばれた、と。

「はい。僕自身が1年前に友達に誘われて始めましたし。大人になっても始めやすいなと。

あと、実は、部が出来る前に、Gojoという当社の別サービスのチームに誘われて、渋谷の卓球bar『T4 TOKYO』で卓球したことがあるんです。それで僕の他にも卓球好きが社内にいるんだと知り、全社横断ならもっと居るんじゃないかと思って」

T4 TOKYO で、覚醒した様子のメイソン氏




写真:覚醒したメイソン氏(株式会社CAMPFIRE)/提供:株式会社CAMPFIRE

――それ以来、社内で希望者を募り、晴れて部活になった、と。

「いえ、そこは、『部ができたよ!』からスタートしました(笑)。幸い僕がデザイナーなので、ロゴも勝手に自分でつくって、既に卓球部が出来たかのように見せかけて・・・」

――すごい。一気に、CAMPFIREさんっぽくなってきました(笑)

ロゴを見せてもらった。




写真:メイソン氏(株式会社CAMPFIRE)/撮影:ラリーズ編集部

「ロゴは、ピン球と、炎と、CAMPFIREのCを組み合わせているんです。勢いよくスピンしながら台に突き刺さるピン球で、ひっくり返すと家入の顔にもなるんです」

――おぉ!たしかにそのようにも見えます。かっこいいですね!

「家入の顔っていうのは、嘘です(笑)」

――・・・。(気を取り直して)今、部員は何人いらっしゃるんですか?

「19人です」

――立派な大所帯ですね!今後の展望とかありますか?

「部の運営でやってみたいことがあるんです。先ほど、社内の別サービスだと紹介したGojoが、オンラインの共同財布アプリなんですが、そこで部費や活動費を管理したいなと。

他にも、polcaというCAMPFIREより気軽にできるクラウドファンディングアプリがあって、そこで備品なんかを調達しても面白いかなって思ってます」

――自社サービスを使うって面白いですね。今後の発展が楽しみです!

卓球の話題から、クラウドファンディングのコツを聞いてみた。

――いま、巷でも卓球が流行ってて、CAMPFIREを使った資金調達プロジェクトの中にも、卓球関連のものをいくつか発見したんです。

「知っていますよ。卓球場を持つ、っていうプロジェクトですよね?」

――さすがです。既に資金調達を達成した都内のものと、現在進行中の札幌のものを見つけました。資金調達のコツって、ずばり何ですか?

「いろいろあるんですけど、例えば札幌の卓球場プロジェクトは、地域を限定することで、そのエリアで卓球場を欲している人の心に刺されば、確度が高まると思います」




写真:メイソン氏(株式会社CAMPFIRE)/撮影:ラリーズ編集部

――その、人の心に「刺さる」というのは、どうすれば出来るのでしょう?

「プロジェクトには、2つの面があるんです。ひとつは、“モノ”の側面。どんなモノやサービスを作るか、という側面ですね。そしてもうひとつは、“想い”の側面。これが大きなウェイトを占めていて、沢山の人を動かすのに必須なんです。

クラウドファンディングは“掲載すればお金が集まる”システムではありません。起案者さんの想いが強ければ、ご自身で拡散を頑張られたりとか、必ず行動につながって、支援の輪を拡大させていく。そういう性質が強いんです」

――なるほど。想像以上に“想い”の側面が重要なんですね。

「はい、世の中一般のお金の使い方が変わってきているんです。人の想いとか、新たな体験との出会いとか、投資家もそういうところに意義を見出して出資する時代になりました」

――さすが、「お金の流れをカラフルに。」を謳うCAMPFIREさん。ネット上での資金調達にも想いやコミュニケーションが重要だと分かりました。

卓球を「大人気」にしたい・・・という野望もぶつけてみた。

――数々のプロジェクトを見守ってきたプロに、もうひとつ質問です。卓球を、更に大人気のスポーツにするにはどうすれば良いですか?




写真:メイソン氏(株式会社CAMPFIRE)/撮影:ラリーズ編集部

「大人気、ですか・・・。まずは、“人気”という概念の捉え方を変えたほうが良いかもしれません」

――と、言いますと?

「たとえ多くの人に好まれるようになっても、一人ひとりのプレー回数が少なければ、市場は温まりません。反対に、人は少なくても、一人当たりの回数や熱量が凄ければ、立派な市場になる。

CAMPFIREの過去最高額のプロジェクトって、どんなものかご存知ですか?」

――いえ、知りません。教えてください!

「10人足らずのゲーム会社が、『OVERDRIVE最終作「MUSICA!」開発プロジェクト』という、一般にはあまり認知されていないコアなファン中心のゲーム制作のために、CAMPFIRE史上最高額となる1億3000万円以上を調達したんです」

※『OVERDRIVE最終作「MUSICA!」開発プロジェクト』

――すごいですね!!!

「プロデューサーさんが先頭に立って拡散行動を繰り返し、そのゲームをやりたい!という一部の熱狂的な人を巻き込んで、局所集中的にすごい熱量を生みだしたんです。

卓球も、有名選手は既に現れていますし、アマチュアからも熱量を持った人が集まれば、大きなうねりが生まれる可能性はあると思いますよ」

――とても面白いお話をありがとうございました。これからもCAMPFIREさんと卓球部を応援しています。最後に、家入さんのお写真を・・・パネルだけでも・・・

「もちろん良いですよ」

家入さんのパネルと肩を組み始めるメイソン氏・・・




写真:家入一真さん(のパネル)と、メイソン氏(株式会社CAMPFIRE)/撮影:ラリーズ編集部

――・・・肩なんて組んで大丈夫なんですか?

「はい。部長と部員ですからね」

――え?・・・部員?

「はい。家入も、うちの卓球部員です。彼は、学生時代に卓球部でしたし。3日で辞めたらしいですが・・・(笑)」

学生時代に卓球部だった身としては入らざるを得ない(3日で退部) https://t.co/WKDaFFD7IG

— いえいり #夢見る人をはじめる人に (@hbkr) 2019年4月3日

――すごい。これはもう、家入さんにもお話を聞かないわけにはいきません!パネルで満足する予定だったけど、満足できなくなりました!

「わかりました。では次回は、幽霊部員の家入本人にインタビューいただくということで・・・(笑)」

――やったー!とても楽しみです。よろしくお願いします!!
(第2回に続く!?)

取材・文:大塚沙央里(ラリーズ編集部)