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「レブロンも彼の意見を聞く」

2018-19レギュラーシーズン終了後、ルーク・ウォルトンを解任したレイカーズは、新たなヘッドコーチ候補に、元キャバリアーズ指揮官のタロン・ルーを挙げていると噂されている。ルーと面談したとも報じられたレイカーズだが、まだ正式決定という情報はない。

ルーは、キャブズでレブロン、カイリー・アービング、ケビン・ラブが中心のチームを率い、2016年のNBAファイナルで歴史的な大逆転優勝に導いた指導者だ。2015-16シーズン途中からキャブズの指揮官に就任し、2018-19シーズン開幕から6連敗を喫した昨年10月に解任されるまで、128勝83敗という戦績を残した。ルーの指導を直接受けたラブは、彼がレイカーズのヘッドコーチに適任と考えている。『Fox Sports』の番組にゲスト出演した際、レイカーズがルーを指揮官に起用すべきか、という質問に対し、こう答えた。

「もし彼が最有力候補ではなかったとしても、有力な候補になるべきだと思う。彼は選手を大事にする指導者で、付き合いやすくて、話しやすい人柄。レイカーズの面子を見る限り、最高の人選だと思う。レイカーズのことも知っていて、レブロンとも旧知の間柄。彼の友人でもあり、レブロンを指導した経験もある。それに、タイ(ルーの愛称)はバスケットボールをとても理解している人だから、レブロンも彼の意見を聞く。(マイケル)ジョーダンとも、シャック(シャキール・オニール)、コービー(ブライアント)とも一緒にプレーした経験があって、フィル(ジャクソン)の指導を受けて、ドック(リバース)とも仕事をした。バスケットボールに精通した人間と一緒にやってきたんだ。タイの場合、ヘッドコーチとしての経験を積めば積むほど、指導者としてレベルアップしかしない。(レイカーズにとって)最高の選択になると思う」

NBAで11年プレーしたルーは、レイカーズ時代にシャックとコービーとプレーし、『禅マスター』こと名将ジャクソンの指導を受けた。そして、ジョーダンが現役復帰したタイミングでウィザーズに移籍するという偶然も重なり、史上最高の選手の一人に数えられる彼ともプレーした経験を持っている。また、指導者に転身後は、現在クリッパーズで指揮を執るリバースの下で学んだ。

ルーのレイカーズ指揮官就任に関しては否定的な意見も少なくないが、レイカーズで再びルーとレブロンのタッグが見られるかどうか、続報を待ちたい。