7月27日に1stフォトエッセイ『FLY』を発売した世界が注目する日本人パルクールパフォーマー“ZEN”。FINEPLAYはWWSチャンネルと共同で、パルクールの魅力や世界で戦う上で必要ことなどを語ってもらった。 —パルクールの魅力を教えて…

7月27日に1stフォトエッセイ『FLY』を発売した世界が注目する日本人パルクールパフォーマー“ZEN”。FINEPLAYはWWSチャンネルと共同で、パルクールの魅力や世界で戦う上で必要ことなどを語ってもらった。

 

—パルクールの魅力を教えてください

ZEN:パルクールは僕自身トレーニングというものがあんまり得意じゃないんですけど、やっぱり辛くてどうしてもこう続かないっていうところがあるんですけどパルクールっていうのはすごい自分に足りないものっていうのをすごく痛感させられるので日々その自分に今必要なものっていうのを目の前に見させられていく中でトレーニングができるので毎日違うトレーニングになるっていう感覚があって。
その中で自分の成長も見えるので日々前に進んで行ってる感覚っていうのを感じながらパルクールができているのでそれは大きな魅力かなと。

 

—パルクールを始めたい人へアドバイスをいただけますか?

ZEN:よくパルクールを何から始めていいかわからないっていう方もたくさんいらっしゃるんですけど、やっぱりパルクールをする上で一番最初にやるべきことは自分が何が出来て何が出来ないっていうのかを知ることです。
まずは形は何でもいいのでいろんなところを歩いてみたりとか、捕まってみたり「あの壁届くかなあ?」とか「こんなところも登ってみようかなあ?」っていうのをしてみて、そうすると意外と自分の出来ること出来ないことがそこに生まれてくる。
出来ないことがわかったら次はそこを出来るようにしていくっていう中で、ちょっとずつ自分の体の自由が効くようになっていくと最終的に超人的な動きもできるようになるっていう感じですかね。

 

—世界で活動を展開していく中で、日本とは違うなと感じたことはありますか?

ZEN:日本と違うところは本当たくさんあるんですけど、パルクール的に言うとやっぱり環境が全然違うので、パルクールっていうのは町並みが違えば全くその練習できる内容とかも違ったりするので、日々日本らしいパルクールというか、日本で鍛えられるパルクールと海外の部分はすごく違うなっていうのを感じていますね。やっぱりその上でじゃあどういった世界で戦う上には世界の環境に合わせなきゃいけないわけじゃないですか。
で、それを日本に帰ってきていかにするかっていうのを考えた時に日々自分のやりやすい環境に行くのではなくて、自分が苦手な環境とか、今まで経験したことないような環境でパルクールをすることの大事さを知りましたかね。

 

—世界で戦う上で必要なことを教えてください。

ZEN:気持ちで負けないことですね。海外の人から見たら日本人も世界の一部というか外国人の一人なので他の国から出場してるアスリートもいるんですけど、なんら自分と変わりないそれぞれの国から出てきてる方なので。気持ちの面で負けるっていうことは絶対にしないですかね。