開幕3連勝で首位を走る慶大は第4節で昨季1部でプレーしていた東国大と対戦した。サイドからの攻撃を中心に先制を狙う慶大は8分に橋本健人(総2・横浜FCユース)とピーダーセン世隠(経4・FCトリプレッタ)の連携で決定機を作るが、橋本のシュートは相手GKに防がれてゴールとはならず。そして28分に相手チームに強烈なミドルシュートでゴールを狙われるも慶大GK田原智司(環3・静岡学園)が弾きピンチを救う。両チーム決め手に欠く中、前半終了間際の43分、CKをヘディングで合わされ先制を許し前半を折り返した。流れを変えるべく、後半開始と同時に新人の田村祐二朗(環1・藤枝東)を、61分には松岡瑠夢(総3・FC東京)、さらに79分に関東大学リーグデビュー戦となる花田佑(法4・桐蔭学園)を投入した。相手の守備を前にフィニッシュまで持っていくことができず、相手チームを大きく上回るシュートを放つも精彩に欠き、無得点で悔しい今季初黒星となった。

2019/05/02(木)11:30ko @埼玉スタジアム2002第2グラウンド

【スコア】
慶應義塾大学0-1東京国際大学

【得点者】
0-1 43分 小木曽佑太(東京国際大学)

◇慶大出場選手
GK田原智司(環3・静岡学園)
DF沼崎和弥(商4・暁星)
DF酒井綜一郎(政2・慶應義塾)
DF野村京平(総4・國學院久我山)
MF八田和己(総4・桐蔭学園)
MF落合祥也(商4・横浜FCユース)→79分 花田佑(法4・桐蔭学園)
MF佐藤海徳(政4・桐光学園)
MF橋本健人(総2・横浜FCユース)
MF福本拓海(環4・済美)→61分 松岡瑠夢(総3・FC東京ユース)
MF多嶋田雅司(商4・國學院久我山)→HT 田村祐二朗(環1・藤枝東)
FWピーダーセン世隠(経4・FCトリプレッタ)

守備陣の連携で相手の攻撃を多く防いだ。

前半開始直後は両チームともにパスを繋げられず決定機を作り出せない滑り出しとなった。攻撃陣は佐藤海徳(政4・桐光学園)のクロス、ピーダーセンの個人技、福本拓海(環4・済美)のドリブルなどで相手ゴールに迫る。8分、左サイドを駆け上がる橋本がピーダーセンにボールを預け、再び橋本がボールを受け1対1の決定機となるもののの相手GKに弾かれゴールとはならず。慶大守備陣は組織的に守り、攻撃の芽を摘んできたが、28分に相手の強烈なシュートを放たれる。しかしGKの田原が弾き出しピンチを救う。


慶大ゴールを守るキーパーの田原

すると34分には橋本のスルーパスからピーダーセンがシュートを打つもクロスバーに当たり惜しくもゴールとはならなかった。両チームともに得点を決められない中、前半終了間際の43分、相手が得たCKをヘディングで決められ先制を許す。1点リードを許した展開で前半終了で、後半へと折り返した。

後半開始と同時に多嶋田雅司(商4・國學院久我山)に代わって期待の新人である田村祐二朗を投入して流れの転換を図る。すると54分、その田村が左サイドからクロスを上げるが、合わせることができない。

途中出場の田村は積極的に攻撃に参加した。

さらに攻撃に勢いを与えるために61分に福本に代えて松岡を出場させる。69分、相手がクロスからのシュートで追加点を狙おうとするもDFの酒井綜一郎(政2・慶應義塾)がヘディングでクリアをしてさらなる失点を防いだ。その後慶大攻撃陣はシュートを放ちゴールを狙うが守備を固める相手に対して枠を捉えられずなかなか同点に追いつくことができない。


ダイレクトボレーシュートでゴールを狙うピーダーセン

79分になって関東大学リーグデビュー戦である4年の花田佑を落合祥也(商4・横浜FCユース)代えて投入した。82分こぼれ球を八田和己(総4・桐蔭学園)が狙うが相手DFに当たってゴールとはならず。その後も試合終了まで積極的にゴールを狙うが最後までネットを揺らすことはできず試合終了、悔しい敗戦となった。

倍以上のシュートを放つ攻撃陣の頑張りや相手に多くのチャンスを与えない守備など悪くないところも多くあった。さらに1年である田村を後半開始という早いタイミングで投入するなど采配の工夫も感じられた。しかし前々から淺海監督が話す前半終了間際の43分という’取られてはいけない’時間での失点、少ない得点機を決めきる決定力、さらに後半以降の慶大の攻撃をはねのける徹底した守備と昨季1部でプレーしていたチームの前に上手くやられた敗戦だった。これまで負けなしで順調に勝ちを積み重ねていた慶大にとって大学サッカーリーグの厳しさを改めて実感させられるような試合でもあり、攻守双方の課題も見つかった。佐藤主将が言うように今回の敗戦を’ポジティブ’に捉えて、次の試合で再び勝ち点3を獲得することは長いリーグ戦において非常に重要なことだろう。試合間隔が短い中で身体的な疲れだけでなく、精神的な切り替えもしっかりして良い状態で産能戦に臨むことに期待したい。

(記事:室留裕介 写真:船田千紗)

淺海友峰監督

――今回の敗戦について

完敗だったかなと思ってます。相手はやりたいことができたと思いますが自分達は出来ませんでした。前半取られてはいけない時間帯に点を取られてそこから後半にかけて相手のブロックを崩すことが出来なかったというのは全て実力かなと思ってます。

――攻撃陣について

頑張っていたとは思うんですけれど後半攻めていながら枠に飛んだシュートは殆ど無かったので疲れた時のシュートの精度を上げるというのは僕達の課題として意識しているところなので克服出来るように練習していきたいと思います。

――後半開始のタイミングでの田村選手の起用に関して

サイドからの正確なクロスを上げて欲しいというのとペナルティーエリア内での正確なシュートを期待して投入しました。

――次戦に向けて

大枠やる事は変わらないのでしっかり疲れをとって5日良い状態で臨めるように頑張っていきたいと思います。

佐藤海徳(政4・桐光学園)主将

――試合を振り返って
相手の思う通りだったというか、警戒していたところをやられてしまったという感じですね。

--シュートがなかなか得点に繋がらなかったが
そこが反省点ですね。特に前半チャンスだったのですが決めきれなくて、そこが今回の敗戦の要因だったと思います。

--今季初の敗戦となりました
ポジティブに捉えるしかないので、そんなに関東リーグは甘くないというところと、ここで俺らの力が試されるというか、負けた後に次連敗しないかどうかが本当の力だと思うので、切り替えていきたいです。

--けが人もでていましたが
山田盛央(総4・藤枝東)が体調不良でそこも敗戦の要因だと思うので、しっかり全員で体調管理と怪我をしない体づくりをしたいです。休むところはしっかり休んで、ウォーミングアップだったりダウンだったりをしっかりやるっていうのも徹底していきたいと思います。

--次戦までの課題と目標は
決めきるところと、前半と後半の開始と終了の5分で最近失点しているのでそこをやられないという2つが課題です。
目標としては失点を0にして、勝つというところをやっていきたいなと思います。

田村祐二朗(環1・藤枝東)

--試合を振り返って
自分がハーフタイムからいくとは思っていなくて、でも負けている状況で自分が呼ばれたのでとにかく45分で結果を出したいと思いました。ですけど相手がブロックを作っていて、そのブロックを崩しきれなかったというのは課題が残ったと思います。

--監督にはどのような言葉で送り出されましたか
自信を持って点を取って来いと言われました。

--攻撃陣の連携はどうですか
距離を近くポジションを取るのとピーダーセン世隠君と3人目でボールを受けたり結構できていて、入れ替わるシーンも多かったのですけど、求められている役割ができなかったというのは悔しいですね。

--途中出場の機会が多いと思うのですが、大学サッカーはどうですか
スピード面やフィジカルは高校までとは全然違いますし、今回みたいにブロックを作るチームに関しても、今までの高校時代ではブロック跳ね返し続けたり徹底して前にボール蹴り返し続けたりというのはないので、戦術、フィジカル、スピード全ての面でレベルが高いです。

--最後に次の試合に向けて一言お願いします
産能大戦はすぐなので自分も気持ちを切り替えて、チームとしても連勝は止まったのですが次で勝って、連勝して、突き進められるように頑張って行きたいと思います。

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