リオ五輪参加のソニービル、南半球4か国対抗・ABsスコッド入り

　8月20日に開幕する南半球4か国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」へ向け、世界ランキング1位であるニュージーランド代表（オールブラックス）のスコッド32名が発表された。

　昨年のワールドカップで連覇を遂げたあと、リッチー・マコウやダン・カーターなど多くのビッグネームを失ったが、ニュージーランドラグビー協会によれば、今回選ばれたメンバーのキャップ総数は968にのぼる。
　6月のウェールズ代表戦では7人のノンキャッププレーヤーが招集されたが、ラグビーチャンピオンシップのスコッドにはニューフェイスはいない。

　しかし、7人制に専念するため6月のテストシリーズでは不在だったCTBソニービル・ウィリアムズが刺激をもたらすだろう。ソニービルは目標としてきたリオデジャネイロオリンピック（男子セブンズは8月9～11日に開催）で戦ったあと、休養を挟んでオールブラックスに復帰する。

　スーパーラグビー期間中に脳しんとうを起こしたCTBチャーリー・ナタイ（チーフス）と、同じく同大会で左肩を脱臼したWTBネヘ・ミルナースカッダー（ハリケーンズ）は選考の対象外。

　今週末にスーパーラグビーの決勝を控えているハリケーンズの5人を除いたメンバーは、4日に集合してオークランド北部で2日間のキャンプをおこなう予定。
　6月に初招集されたチーフスのFBダミアン・マッケンジーとCTBセタ・タマニヴァルは今回スコッド入りを逃したが、FLスティーヴン・ルアトゥア（ブルーズ）、FLマット・トッド（クルセイダーズ）、CTB/WTBアントン・レナートブラウン（チーフス）、WTBメラニ・ナナイ（ブルーズ）とともに、キャンプに参加する。

　11日に再合流するニュージーランド代表は、20日の開幕戦では昨年度王者のオーストラリア代表とシドニーで対戦し、南アフリカ、アルゼンチンを含めた4か国で、10月8日まで熱闘を繰り広げる。

＜2016 ラグビーチャンピオンシップ／オールブラックス　スコッド＞

【PR】
ワイアット・クロケット（カンタベリー／クルセイダーズ／48 caps）
オーウェン・フランクス（カンタベリー／クルセイダーズ／80 caps）
チャーリー・ファウムイナ（オークランド／ブルーズ／36 caps）
ジョー・ムーディー（カンタベリー／クルセイダーズ／14 caps）
オファ・トゥウンガファシ（オークランド／ブルーズ／1 cap）

【HO】
デイン・コールズ（ウェリントン／ハリケーンズ／39 caps）
コーディ―・テイラー（カンタベリー／クルセイダーズ／5 caps）
ネイサン・ハリス（ベイ・オブ・プレンティ／チーフス／4 caps）

【LO】
サム・ホワイトロック（カンタベリー／クルセイダーズ／75 caps）
ブロディー・レタリック（ホークスベイ／チーフス／50 caps）
ルーク・ロマノ（カンタベリー／クルセイダーズ／24 caps）
パトリック・トゥイプロトゥ（オークランド／ブルーズ／9 caps）

【FL/NO8】
ジェローム・カイノ（オークランド／ブルーズ／69 caps）
サム・ケイン（ベイ・オブ・プレンティ／チーフス／34 caps）
アーディー・サヴェア（ウェリントン／ハリケーンズ／2 caps）
エリオット・ディクソン（サウスランド／ハイランダーズ／1 cap）
リーアム・スクワイア（タスマン／ハイランダーズ／1 cap）
キアラン・リード（主将／カンタベリー／クルセイダーズ／87 caps）

【SH】
アーロン・スミス（マナワツ／ハイランダーズ／50 caps）
タウェラ・カーバーロー（ワイカト／チーフス／21 caps）
TJ・ペレナラ（ウェリントン／ハリケーンズ／19 caps）

【SO】
アーロン・クルーデン（マナワツ／チーフス／39 caps）
ボーデン・バレット（タラナキ／ハリケーンズ／39 caps）
リマ・ソポアンガ（サウスランド／ハイランダーズ／2 caps）

【CTB】
ソニービル・ウィリアムズ（カウンティーズ・マヌカウ／チーフス／33 caps）
ライアン・クロッティ（カンタベリー／クルセイダーズ／18 caps）
マラカイ・フェキトア（オークランド／ハイランダーズ／15 caps）
ジョージ・モアラ（オークランド／ブルーズ／2 caps）

【WTB/FB】
ジュリアン・サヴェア（ウェリントン／ハリケーンズ／43 caps）
ワイサケ・ナホロ（タラナキ／ハイランダーズ／6 caps）
ベン・スミス（オタゴ／ハイランダーズ／51 caps）
イズラエル・ダグ（ホークスベイ／クルセイダーズ／51 caps）