8月6日(土)から始まるリオデジャネイロ五輪テニス競技で、世界ランキング25位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が健康の問題を理由に出場をとりやめた。このドイツのライジングスターは声明文の中で、ワシントンとトロントでの最近の2試合で体…

 8月6日(土)から始まるリオデジャネイロ五輪テニス競技で、世界ランキング25位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が健康の問題を理由に出場をとりやめた。このドイツのライジングスターは声明文の中で、ワシントンとトロントでの最近の2試合で体調が100%だと感じられなかったこと、自分の医師やチームと相談した結果、五輪出場をやめなければならないという結論に達したことを述べた。ズベレフは、体調や理由の詳細については言述していない。  19歳のズベレフは、ワシントン(ATP500)の準決勝でガエル・モンフィス(フランス)に、トロント(ATP1000)では1回戦でルー・イェンシュン(台湾)に敗れている。  一方、男子ダブルスでリオ五輪欠場を表明したボブ&マイクのブライアン兄弟(アメリカ)に代わり、ラジーブ・ラムがアメリカ代表として自身初の五輪に挑むことになった。全米テニス協会は、ラムがブライアン・ベイカーと組んでリオ五輪の男子ダブルスに出場すると発表した。デンバー出身のラムは、これまでに9つのATP大会のダブルス・タイトルを獲得している。  ブライアン兄弟は7月30日に、健康への懸念ゆえにリオ五輪出場をやめると発表していた。彼らは2012年ロンドン五輪の男子ダブルスで金メダル、2008年北京五輪で銅メダルを獲得している。欠場を告げる声明文の中で彼らは、「ふたたびオリンピックでプレーしたいのはやまやまだが、夫として父として、家族の健康は最優先事項である」としており、ジカウイルスと明確に指摘していないとはいえ、ジカウイルス感染を懸念しての決断だろうと推測されている。(C)AP