全日本個人総合選手権の中日。各種目のスペシャリストと呼ばれる選手らが集い、全日本種目別選手権(種目別)への出場をかけた全日本種目別選手権トライアウト(トライアウト)が行われた。今回は先日行われた全日本個人総合選手権の予選とトライアウトの結果を合わせて、各種目の上位24名のみが種目別の舞台に立つことができる。早大からは4選手が出場したが、個人総合出場の3選手に続く出場権獲得はならなかった。

 この日早大から唯一全種目出場した竹端健太郎(スポ2=京都・洛南)。最初の種目、あん馬で倒立を試みた場面で保持しきれきず落下、演技をやり直すが再度落下し暗雲立ち込めるスタートとなってしまった。2種目目のつり輪、3種目目の跳馬はなんとかまとめて及第点の着地を見せる。しかし後半の3種目で細かなミスを連発し、ゆかでは尻もちをつく場面も。コンディションもあまり良くない中、緊張してしまったと振り返った竹端。どの種目も上位進出叶わず、不本意な結果に終わってしまった。この経験を踏まえ、ノーミスの演技を目指して


鉄棒の演技をする竹端

 あん馬に出場したのは鈴木海斗(スポ2=千葉・市船橋)。ところどころ引っかかりかける場面もあったが移動技や旋回技を美しく決める。そして終末技、あと一歩のところで落下という危うさも見せたがなんとか耐えて倒立まで繋げ締めくくる形になった。去年の秋頃に右肘を手術した影響でなかなか思うように練習が積めず、もどかしい思いをしてきた鈴木。しかし「最近自分のペースがやっと掴めてきた」と前向きな言葉も口にしており、今後の上昇に期待したい。


あん馬の演技をする鈴木

 更に早大に今春入学した1年生も2人、今大会で初めて早大のユニフォームを身につつんだ。ゆかに出場した武井優介(スポ1=愛知・名城大付)は「会場が変わったためか蹴りが合わなかった」と振り返った通り、器具等への適応に少し苦戦したか。勢い余ってラインを踏み越したためにライン減点を受けてしまい、得点を伸ばせなかった。一方山本泰己(スポ1=愛知・名城大付)はつり輪に登場。身体のブレから静止時に揺れが生じてしまったり、倒立では体を後ろに反らせすぎて倒れかけたりするもなんとか耐え切った。着地はきちんと決めたが課題も残る。収穫を糧に今月行われる東インカレに臨んでいきたい。

(記事 青柳香穂、写真 犬飼朋花、青柳香穂)

※掲載が遅くなり、申し訳ありません

結果

 

ゆか
選手名結果(順位)
武井優介(スポ1)13.000(79位)
竹端健太郎(スポ2)10.500(109位)
跳馬
選手名結果(順位)
竹端健太郎(スポ2)14.166(37位)
平行棒
選手名結果(順位)
鉄棒
選手名結果(順位)
つり輪
選手名結果(順位)
竹端健太郎(スポ2)12.866(67位)
あん馬
選手名結果(順位)
竹端健太郎(スポ2)9.600(119位)
コメント

竹端健太郎(スポ2=京都・洛南)

――全体として振り返っていかがでしたか

いやもう全然ダメでしたね。ミスを連発してしまいました。

――最初にあん馬のミスがあったものの直後のつり輪の演技はまとめました

つり輪と跳馬はまあまあの出来でいけたんですけどそこからまた平行棒鉄棒ゆかと続いてミスが出てしまったので集中力とかも切れてしまった感じです。

――良かったところをあげるとしたらどんな点ですか

跳馬ですかね。最近ちょっと跳馬調子悪かったんですけどこっちに来て試合でできたので良かったです。

――身体の状態や緊張が影響したのでしょうか

コンディションも全然良くなくて、最初のあん馬は緊張しすぎてっていう感じです。

――今年の目標はなんですか

個人はノーミスでいい試合ができるように、チームに貢献していけるような選手になりたいです。

鈴木海斗(スポ2=千葉・市船橋)

――今日の演技振り返っていかがでしたか

落下なく演技できたので良かったなと思います。ただまあ終末技での減点が大きかったのでそこは課題かなと思います。

――特に良かったところはどこですか

最初の開脚での旋回は良かったなと思います。

――次戦の東インカレに向けて調子はいかがですか

去年の秋ぐらいに肘を手術してしまって少し練習できない期間があって練習し出したんですけど、治ってからやろうと思っていたのが気持ちと身体がうまく合っていなくて数ヶ月間は結構無駄な練習をしてしまったのでそれがちょっと影響して、という感じでした。最近自分のペースがやっと掴めてきたのでうまく利用していきたいなと思っています。

――今年の目標はなんですか

とにかく去年の自分をちょっとでも超えられればいいなと思います。

武井優介(スポ1=愛知・名城大付)

――今日の演技振り返っていかがでしたか

会場が変わってちょっと蹴りが合わないというか自分が納得する技の完成度までいかなかったので本番で何とかしようとしたんですけどそれが上手くいかなくて、でも課題がちょっと見つかったのでそれを次に繋げられたらなと思います。

――良かったところはどんな点ですか

雰囲気に飲まれないで演技ができたことですね

――大学に入学して1ヶ月が経とうとしていますが雰囲気等いかがですか

僕はすごくやりやすいなと思っていて、先輩方がすごく声をかけてくれたり応援したり楽しい雰囲気でできているので僕は好きです

――今年の目標をお願いします

今年は出られなかったので来年の全日本に出られるように権利をまず勝ち取れるように、ミスがない演技を心がけていきたいです

 

山本泰己(スポ1=愛知・名城大付)

――今日の演技振り返っていかがでしたか

力技はできたんですけどやっぱり倒立の決めとかが甘くてそこで大きく減点されたのかなと思います。

――今シーズン今後どのように戦っていきますか

自分はつり輪1本で戦っていきたいと思っているのでやっぱりつり輪で今回引かれたところとかをしっかり直して更にDスコアも今回の試合では落としてしまっているので戻していきたいと思っています。

――今年の目標は

インカレの種目別個人のつり輪でしっかり結果を、上位入賞を目指していきたいです。