成城大を100点ゲームで下した早大。きょうの相手は前回対戦で逆転負けを喫してしまった中央大学だ。同じ一部に所属する手強い相手だがリベンジを狙う。試合は好調のシュートで相手を攻め立て前半で47ー32と大きくリードをする。後半、中央大の粘り強いディフェンスに苦しめられるも、フリースローなどでコツコツと得点を重ねてリードを守りベスト8をかけた次戦へ駒を進めた。

  第1P(ピリオド)開始直後から早大、中央大共に点を取り合い、シーソーゲームとなる。そんなゲームの流れを引き寄せたのが初戦でも好調だったスリーポイントシュートだった。第1P中盤、G柳川幹也(スポ3=京都・洛南)が二連続でスリーポイントを決めると、C小室悠太郎(社3=石川・北陸学院)も続いてスリーを沈める。これで勢いに乗った早大は小室や、F宮本一樹(スポ2=神奈川・桐光学園)らのインサイドでの得点によってリードを広げていく。続く第2Pも、第1Pの勢いそのままに次々とシュートを成功させ、残り4分ごろには35―20と大きく点差をつけた。第2P終盤でもコンスタントに点を取り、攻撃の手を緩めなかったが、前回の課題でもあったオフェンスリバウンドを取られてしまうなど、相手の粘り強い攻撃に捕まり、47―32と点差を広げることが出来ず試合を折り返した。


ドライブで積極的にアタックした土家

  柳川が「後半に一気にやられてしまった」と語るように、前回の対戦で課題となっていた後半だったが、第3P開始直後、いきなり相手に得点を許してしまう。さらにアクシデントが早大を襲った。F桑田裕平(商4=京都・洛南)がリバウンドの際に負傷し、交代を余儀なくされる。その後もシュートを連続で外してしまうなど前半好調だったオフェンスが停滞するなど嫌なムードが漂い始めた。しかし、ここで第3Pの相手の得点を11点に抑えるなどディフェンスが粘りを見せ、13得点と苦しんだ時間をなんとか乗り切ることに成功。流れを引き寄せたいところだったが、迎えた第4P、これまで不調だった中央大のシュートが入り初め、点差が徐々に縮まり始める。しかし、柳川やG土家大輝(スポ1=福岡・福大大濠)らガード陣の積極的なドライブが相手のファールを誘いフリースローで応戦する。そしてここまで同じような苦しい展開が続いた第4Pだったが、残り1分、柳川がスリーポイントを決め勝利を決定づける。結局前半で作ったリードを守りきった早大が15点差での勝利を収め、リベンジを果たした。


シュートが好調だった小室

  終盤の猛攻をなんとか乗り切り、難敵・中央大を破った早大。注目すべきは、オフェンスで大きな活躍を見せた小室、柳川の3年生コンビだ。苦しい時間帯になんどもシュートを沈め相手に流れを渡さなかった勝負強さはチームの大きな武器となっただろう。小室が「自分たちのバスケをやり抜いて目標のベスト8に入りたい」と語ったように、ここまで好調なスリーポイント、そしてタイトなディフェンス、と持ち味を発揮し主力が躍動すれば目標のベスト8は見えてくるだろう。

(記事 工藤竜輔、写真 瀧上恵利、町田華子)

第68回関東大学選手権
  1Q2Q3Q4Q合計
早大2324131777
中央大1418111962
F#39 桑田裕平(商4=京都・洛南)
G#14 柳川幹也(スポ3=京都・洛南)
C#41 小室悠太郎(社3=石川・北陸学院)
F#7 宮本一樹(スポ2=神奈川・桐光学園)
G # 12 土家大輝(スポ1=福岡・福大大濠)
コメント

G柳川幹也(スポ3=京都・洛南)

――中央大には前回の対戦で敗れましたが、どのような対策を練りましたか

前回は前半いい内容で勝っていたのに後半一気にやられてしまったので、そこをしっかり修正して締まったゲームを作っていけばおのずと結果はついてくるだろうということで、当たり前のことを当たり前にやるということを意識しました。例えばリバウンドを取ることだったり激しいディフェンスだったりというのを目標に、京王電鉄杯から約1か月やってきました。

――後半がよくなかったという反省を生かすことはできましたか

後半の入りが悪くて点数取られちゃったんですけど、そこで前回みたいに5点、3点…と追い付かれるのではなくて、しっかりディフェンスで粘って10点差で粘れたというのが今日の勝因かなと思います。

――試合全体を振り返っていかがですか

前半は自分たちのリズムでできていたので気持ちいい試合でしたけど、後半は本当に我慢我慢の展開で正直厳しかったかなというゲームでした。でもそこでしっかり勝ち切ることができたので、そこは京王電鉄杯と比べて成長できたのかなと思いますね。

――ご自身のプレーを振り返っていかがですか

前半はシュートが当たって、後半はなかなか打たせてもらえない中で、勝負所の第3クオーターの終わりに1本決められたのは大きかったかなと思いますし、第4クオーターもシュートの当たりはゼロだと思うんですけど、その分ディフェンスで激しく上からプレッシャーをかけていくことができたので、そこは良かった点かなと思います。

――シュートが好調だった要因は

僕のオフェンスでの仕事はシュート打って決めて得点を取ることだとヘッドコーチとかチームメイトからも言われていて、自信持って打たせてもらっているので、それが入っている要因かなと思います

――次戦への意気込みをお願いします

まだベスト16で何も成し遂げていないし、自分たちの目標としているベスト8もまだ達成できていないので、しっかりあさっての拓殖大戦で勝って目標を達成して、そこから1戦1戦勝負にこだわってやっていきたいと思います。

C小室悠太郎(社3=石川・北陸学院)

――前回対戦した際は敗れてしまった中央大学が相手でしたが、どのような対策をして臨まれましたか

言い訳のようになってしまうのですが、前回はメンバーが就職活動やけがの影響でいない状況で戦ったので、メンバーがいなくてリバウンドを取られて負けてしまいました。リバウンドを修正しようと思って臨みました。きょうも出だしはリバウンドが悪かったのですが、後半にかけてリバウンドを修正できました。そしてそこから自分たちのブレイクが出せたり、流れを作れたりできて良かったです。

――きょうの試合を振り返ってどうですか

とても入りが良かったです。最初から10点以上の差をキープしつつ勝てたので、苦しい時間帯に耐えることができたのが収穫になったと思います。

――きょうはスリーポイントシュートがよく決まりました。好調の要因は何ですか

今の(チームの)システムは結構自由にやらせてもらえるので、シュートを打たせてもらっている分、決めないといけないと意味ないと思っています。そこはちゃんと責任を持ってやらないといけないと試合前に心を決めていて、集中してプレーをしていたら入りました。これを継続していきたいです。

――リバウンド面に関して、前半から後半にかけて修正したのはどのような点ですか

リバウンドは気持ちの問題だと思っています。ボックスアウトやルーズボールなどできていないメンバーだけでなく、チーム全体で声をかけ合いました。そうすると自ずとリバウンドが取れて、相手のシュートも落ち始めて、自分たちの展開に持ち込めました。

――最後に次の試合への意気込みをお願いします

次の対戦相手は拓殖大学になると思うのですが、拓殖大学もきょうのようにトランジションをたくさんして、シュートを早めに打ってくると思います。自分たちとは違うリズムでバスケットをやってくると思いますが、相手のペースに飲まれることなく、自分たちのバスケをやり抜いてとりあえず目標のベスト8に入りたいと思います。