世界ラリークロス選手権は第2戦のファイナルが4月28日、スペインのバルセロナ・サーキットで行われ、ティミー・ハンセン(プジョー208)が優勝を飾った。

ハンセンは、3週間前の開幕戦では予選でトップペースを披露していながらでクラッシュを喫していたが、そのリベンジを期した今回も、Q1〜Q4全てでトップタイムをマークして中間リザルトで首位に立つと、セミファイナルもトップ通過。そしてファイナルでも圧倒的な強さを披露し、この週末を完全優勝で締めくくった。ハンセンの世界RX優勝は、2016年のカナダ以来。

「アブダビ以降、全精力を費やし、これ以上ないほどハードな作業でマシンのリビルトを行ってきた。メカニック達も昼夜を徹して作業を続け、マシンをいいコンディションに整えてくれた」とハンセン。

「正直に言えば、今回はとにかくクリーンにまとめることだけを目指していたが、Q1とQ2でトップタイムをマークした後、予選の全てで勝った。週末を通して完勝したのは、これまでに2人しかいなかったと思うので、歴史に残る勝利を飾ることができて本当にうれしい」





ティミーの弟であるケビン・ハンソンも、ファイナルではアンドレアス・バックラッド(アウディS1)から激しいチャージを受けながら2位でフィニッシュ。チーム・ハンセンMJPが1−2フィニッシュを果たした。選手権争いでは、開幕戦で優勝、今回2位に入ったケビンが首位を維持している。

バックラッドは、ジョーカーラップを最後まで残していたが、ケビンをかわすことはできなかった。しかし、アブダビではティミーとのクラッシュで同じく予選を通過できなかっただけに、ポディウムフィニッシュには安堵を見せた。
「2人に追い付くのは難しかった。自分は、アブダビでのクラッシュから、まだ苦戦が続いている」とバックラッド。
「マシンに関しては、まだステップバイステップで作業をしているが、いいところまで来ているよ。バルセロナでは3年連続でポディウムに上がっているので、間違いなく相性がいい。でも、今回はハンセン兄弟が圧倒的な強さを見せていた。特にティミーの走りは見事だった。心から祝福を贈るよ」

ファイナルではニクラス・グロンホルムが4位に入り、選手権争いではケビンに8ポイント差の2番手を維持している。さらに世界RX戦で初めてファイナルに進出したシリル・レイモンドが5位、チームSTARDのジャニス・バウマニスが6位となった。

世界RXの次戦、ベネルクス戦は5月11−12日、ベルギーのスパ・フランコルシャンで開催される。

世界RXカタルニア ファイナル結果
1. T.ハンセン(プジョー208) 4:31.584
2. K.ハンセン(プジョー208) 4:34.367
3. A.バックラッド(アウディS1) 4:34.982
4. N.グロンホルム(ヒュンダイi20) 4:35.685
5. C.レイモンド(ルノー・クリオRS) 4:38.196
6. J.バウマニス(フォード・フィエスタ) 4:39.095