春季リーグ第3戦は早大と対戦した。善戦し、チームカウント1―2で第2ダブルスにつなぐも力及ばず2―3で敗戦。悔いの残る結果となった。◆4・27~5・4 関東大学春季1部リーグ戦(日体大米本記念体育館)▼女子●上杉杏0―2吉田●西口0―2鈴…

 春季リーグ第3戦は早大と対戦した。善戦し、チームカウント1―2で第2ダブルスにつなぐも力及ばず2―3で敗戦。悔いの残る結果となった。

◆4・27~5・4 関東大学春季1部リーグ戦(日体大米本記念体育館)

▼女子

●上杉杏0―2吉田

●西口0―2鈴木

〇上杉夏・鈴木成組2―0桃井・平野組

●小原・由良組0―2鈴木・吉田組

〇正田2―0松本

 悪い流れを断ち切れなかった。第1シングルスにはルーキーの上杉杏(商1=埼玉栄)、第2シングルスには最上級生の西口涼子(農4=埼玉栄)を配置し、相手のプレースタイルに合わせたオーダーを組んだ。しかし、第1シングルスは、第1セットを接戦で落とすと、第2セットは大きく離され敗戦。続く第2シングルスは両セットともジュースにもつれ込む白熱した試合を見せたが、惜しくも敗北。相手に王手をかけられた状態で勝負は第2ダブルスへ。ベンチで見守る選手たちの期待とは裏腹に、第1セット第2セットともに大きく開いた点差を縮められず、チームは早くも今季3敗目を喫した。「自分たちのプレーが分からなくなってしまっている」(重松花苗主将・政経4=埼玉栄)と、なかなかリズムをつかむことができなかった。3日間の空き日でチームを立て直し、後半戦での連勝が期待される。

 春リーグ3連敗となったものの、第3シングルスの正田捺実(商2=埼玉栄)が意地のストレート勝ち。攻撃の手を緩めず、強烈なスマッシュを何本も相手コートに沈めた。前半戦を終え、3戦3勝と調子は上向きのようだ。

 次の試合に向けて気持ちを切り替える。「もう負けたくないので、不安もあるんですけど自分のプレーを出してまだまだ諦めず、明るい気持ちで頑張りたいと思います」(西口)。今までの敗戦も次の勝利への糧として、次の試合に臨みたい。

[伊藤理子]

試合後のコメント

重松主将

――今日の試合を振り返っていかがですか。

 「2戦終わって負けで終わっていたので、立て直すなら今日かなと思っていたんですけど、2戦の負けがみんなの気持ちに響いていて、力が出せない子とかも出てきてしまったので、そこで思い通りにいかない部分もありました」

――前半戦を振り返っていかがですか。

 「チームの良さである明るさと仲の良さはこの状況でも壊れていないので。チームの雰囲気としては全然悪くないんですけど、勝ちにこだわる貪欲さ、絶対に負けたくないという気持ちを前面にプレーに出せるかどうかで勝敗の差が付いていると思うので、そこはみんなで気持ちを強く持っていこうというところでやっていきます」

西口

――点数が競っている時も冷静な判断でプレーしているように感じました。

 「昨日、おととい負けてしまってチームに貢献できていなかったので、今日こそは勝ちたいという思いから、より一層集中できましたし、冷静にできたのも、今までの3日間の中で少し成長できたところかなと思ってます」

正田

――今後の課題などはありますか。

 「自分は拾って相手を崩して攻めるプレーだけど、自分からもっと動きを速くして自分から仕掛けられる選手になりたいです」