船水颯人(平31スポ卒)が日本初のプロソフトテニスプレイヤーとして、用具使用契約を締結したYONEXと、YONEX TOKYO SHOWROOMにて記者会見を24日行った。会見場にはソフトテニスの情報誌の記者のみならず、ファンも多数押し掛…

 船水颯人(平31スポ卒)が日本初のプロソフトテニスプレイヤーとして、用具使用契約を締結したYONEXと、YONEX TOKYO SHOWROOMにて記者会見を24日行った。会見場にはソフトテニスの情報誌の記者のみならず、ファンも多数押し掛けた。

 早大での4年間で圧倒的な成績を築き上げ、ついに日本のソフトテニス界に「プロ」の領域を作り上げた。絶対的な自信から、この道を決断するのに迷いはなかったという船水は会見冒頭で、競技生活において、一番脂の乗った状態になるであろう時期に、プロという厳しい環境に身を置いて、自分がどこまでできるか挑戦してみたいと思いを述べた。プロの選手として、ソフトテニス界にどういった影響を与えたいかを問われると、「僕もジュニアのころにトップの選手に夢を与えてもらったので、今度は僕の番だと思っています」とソフトテニスへの恩返しも誓った。会見の途中では、家族へ向けた手紙も紹介し、高校や大学進学時にサポートをしてくれたという両親や、地元である青森県への感謝、また兄である船水雄太(平28スポ卒=現NTT西日本)と今後のソフトテニス界を牽引していけるような存在になりたいと語った。まだ始まったばかりのプロ生活であるが、「目の前のことに集中し、自分のやるべきことを全うし、プロとしての自覚と責任をもってプレーしていきたい」と話した。


船水(左)とYONEXの林田草樹社長

 ついにプロとして第一歩を踏み出したが、この先も多くのことが待ち受けているはずだ。今の自分を作り上げてくれたというソフトテニスへの感謝と、その可能性を信じて躍動していく船水から今後も目が離せない。

※掲載が遅くなり、申し訳ありません

(記事、写真 河合智史)