第1セットを奪い、第2セットを奪い返される前試合と同じ展開になったものの、第3セットはセンター陣が奮起。2セットを連取して、中大から勝利を挙げた。◆4・6~5・18 春季関東大学リーグ戦(日体大健志台キャンパス米本記念体育館他)…

 第1セットを奪い、第2セットを奪い返される前試合と同じ展開になったものの、第3セットはセンター陣が奮起。2セットを連取して、中大から勝利を挙げた。

4・6~5・18 春季関東大学リーグ戦(日体大健志台キャンパス米本記念体育館他)

4・28 中大戦(キッコーマンアリーナ)

明大3{25-22、18―25、25―19、25―18}1中大

<スターティングメンバー>(ローテーション順)

OH(アウトサイドヒッター)鎌田佳朗(法4=東亜学園)、MB安井恒介(政経1=尼崎市立尼崎)、OP池田颯太(営3=松本国際)、OH小松一哉主将(政経4=雄物川)、MB三輪大将(政経2=高川学園)、S上林直澄(法3=東亜学園)、Li鳴尾空海(商2=習志野)、Li瀧田大輔(商3=洛南)

 センター陣の活躍が著しい。セットカウント1-1で迎えた第3セット。筑波大戦での逆転負けが頭をよぎる中で、「昨日と同じ雰囲気になっていたので、切り返したかった」と三輪が奮起した。セット開始直後から高さと緩急、コースを打ち分ける多彩なクイックで中大ブロックを翻弄。13-13の場面では「本気で止めにいった」(三輪)と、2連続で中大のスパイクをシャットアウトし流れを一気に引き寄せた。終盤はブロックが2枚つく中でも得点を量産し、第3、4セットはセンター線でだけで19得点を挙げた。リーグ戦初週は体調不良で欠場するなど、ここまで調子の上がってこなかった三輪の復調はチームにとって大きなプラス材料だ。

 次戦の相手は全勝の早大。総合力の高い早大にセンター線の攻撃だけでは通用しない。そこで重要となってくるのが、サイド陣の活躍だ。しかし、一角を担う小松は今試合も「最悪なプレーを連発してしまった」と調子が上がらず苦しんでいる。「レフトがいまいちだったので、センターとライトで組み立てた」(上林)。サイドの決定率が上がってこないと、今試合のようにセンター線に頼らざるをえないだろう。「センター線が強い分、今後サイドが大切になってくる」(小松)。主将として、そしてサイドアタッカーとして。さらなる奮起が不可欠だ。

[大西健太]

試合後のコメント

小松

――今試合を振り返っていかがですか。

 「上級生として主将として、してはいけないミスを出してしまったというのは反省しなければいけないです。チームが噛み合ってない中、引っ張れる人がいない状況で、自分がやらなければいけないので、個人的にまだまだだなと感じたからとてもいい勉強になったと思います」

上林

――積極的にブロックチェンジもされていましたが。

 「相手のトス回し的にブロックに自信ある人が上がりやすいところに跳びにいきました。ブレイクほしいときにそういう仕掛けは必要で、何か仕掛けないと試合は動かないです。そこは高校の時からずっと教えてもらっていて大事なので、1本ほしいときにはチェンジしたりしています」

三輪

――相手のマークがある中でも得点を決められました。

 「最近は上から叩いていたので、相手のブロックに上を警戒させたりして、先に自分が流れて入り方を変えたり、一つ間を変えたりしたことが良かったと思います」

安井

――センター線の調子はいかがですか。

 「三輪さんは安定していて、明大の中でもチームの柱です。僕は1年生でまだプレーにも波があるし、先週も昨日も調子が上がらなかったですけれど、先輩方が声を掛けてくれて今日は自分を出せました」