「ATP500 バルセロナ」(スペイン・バルセロナ/4月22~28日/クレーコート)の大会6日目、男子シングルス準決勝で、第4シードの錦織圭(日本/日清食品)は第7シードで世界14位のダニール…

「ATP500 バルセロナ」(スペイン・バルセロナ/4月22~28日/クレーコート)の大会6日目、男子シングルス準決勝で、第4シードの錦織圭(日本/日清食品)は第7シードで世界14位のダニール・メドベージェフ(ロシア)に4-6、6-3、5-7で敗れた。

大会公式サイトによると、錦織は「特に3セット目、ここを取っていたらもうちょっとチャンスが増えていたというポイントがありました。数ポイントの差だったと思いますけど、勝つチャンスがあっただけにちょっと悔しいです」と試合を振り返っている。

錦織は第1セットを落としながらも、第2セットはプレーのレベルを上げ奪取。第3セットも第1ゲームでブレークしつつも中盤でブレークバックされ、最後は力尽きた。

第3セットで追いつかれたことについては「ミスが相次いだのもありましたし、彼もしつこさを取り戻してきたので、簡単にいくとは思っていなかったですけど、なかなかボールが決まらなかったですね。彼のリーチの良さと、ディフェンス力が高いなというのを、プレーしながら感じてました」とメドベージェフのプレーを称賛。

また大会全体を通しては「今週はどの試合も良い試合でした、1試合目から内容が良く、今日の試合も内容は良かったので。どっちに転んでもおかしくない試合でしたし、もちろん勝てればベストでしたけど」とコメントしている。

この後の錦織は「ATP1000 マドリード」、「ATP1000 ローマ」と二つのマスターズ1000大会を戦う予定。

錦織は2月下旬から早期敗退が続いていたが「今のプレーを続けていればチャンスはあるかなと思います」と話しており、今大会で手応えを掴んだようだった。

その次戦「ATP1000 マドリード」は、5月5日に開幕。今回は惜しくも敗れたものの、ここからさらに調子を上げ、躍動することを期待したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 バルセロナ」での錦織

(Photo by fotopress/Getty Images)