阪神は平成最後の日となる4月30日の甲子園での広島戦で、OBの井川慶氏が始球式を行うと発表した。チームの平成時代の最…
阪神は平成最後の日となる4月30日の甲子園での広島戦で、OBの井川慶氏が始球式を行うと発表した。チームの平成時代の最高のエースとして大役を託したのだが、その井川氏、実はまだ「現役」を公言している。
今年7月で不惑の40歳を迎える。4月22日に自身のブログを更新。以下のように現役宣言したばかりだ。
「今季はチームに所属していませんが、肩肘ともに調子は良く、今季も『現役』を続けます。試合で投げない分、トレーニングに集中できるので、週に3日は筋トレに励んで、もちろんその間にはピッチング練習もしています」
そしてテレビ番組の収録で、静岡県の草薙球場で元高校球児のタレントと対戦。130km台後半の球速をマークし、まだ調整途上の段階だったので自信を得ることができたと明かしている。
井川氏は2015年限りでオリックスを退団。2017年には独立リーグの兵庫でプレーした。2018年以降はチームには所属せず、トレーニングを重ね、機会があればプレーする場所を探しているという。
2003年には20勝5敗、防御率2・80と圧倒的な成績で沢村賞に輝き、チームを18年ぶりのリーグ優勝に導いた。5年連続2桁勝利を挙げ、2006年オフにポスティングシステムでのメジャー挑戦を表明。しかし、現役選手としての輝きはこの時を最後に戻ることはなかった。
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争奪戦の結果、ヤンキースが入札金2600万ドル(約29億円)で落札。5年総額2000万ドルの契約内容と合わせ、総額4600万ドル(約50億円)の超大型契約だった。
鳴り物入りで入団したルーキーだった2007年こそ開幕ローテーション入りし、先発3試合目で初勝利を挙げた。ただ5月には傘下3Aスクラントンへ調整目的で降格。6月下旬に復帰し先発ローテーションに戻ったが、6試合に先発して1勝も挙げられなかった。
2年目は先発の谷間だった1試合に先発したが、3回11安打6失点KOと結果を残せず。救援1試合も含めて、この年の登板は2試合だけ。以降、契約期間を全うする2011年まで延々とマイナー暮らしが続いた。
もっとも井川は腐らず、マイナーでも黙々と投げ続けた。2008年は3Aで14勝6敗、防御率3・45の好成績を残し、ベストナインに選出された。翌2009年も10勝8敗、防御率4・15と2年連続2桁勝利。ただマイナーとは、メジャーへ上がるための踏み台であって、結果を残す場所ではない。メジャーには見切りをつけられていた井川は、次第にマイナーでの成績も下降し始め、最終2011年には2Aトレントンが主戦場となっていた。2012年にオリックス復帰後も2勝、3勝、2勝と低調で満足のいく成績は残すことができなかった。
4月22日のブログ更新では「またいつかファンの皆様の前でピッチングを披露できることを願いながら、きついトレーニングに励んでいきます」と結んでいた井川氏。甲子園での平成最後の始球式で、どんな投球を披露してくれるのかが楽しみだ。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]