2016“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレースはスタートから6時間が経過。No.21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMが快調にトップを走行している中、2番手以降は手に汗握るバトルが展開されている。まずは2番手争…

2016“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8時間耐久ロードレースはスタートから6時間が経過。No.21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMが快調にトップを走行している中、2番手以降は手に汗握るバトルが展開されている。

まずは2番手争い。これまで何度か順位を入れ替えていたNo.12 ヨシムラ スズキ Shell ADVANCE(芳賀紀行)とNo.87 Team GREEN(レオン・ハスラム)が白熱のバトルを展開。芳賀を追い詰めたハスラムが『ZX-10R』のストレートスピードの速さを利用し130R手前でパスするが、翌周の1コーナーで芳賀がインを突きポジションを死守。しかし、2コーナーで周回遅れのマシンを利用しアウトから抜き返すというサイド・バイ・サイドのバトルを展開。その後も、手に汗握る接近戦を繰り広げたが、最終的にハスラムがスパートをかけ2位の座を安定的なものにした。

一方、序盤からの追い上げてきたNo.01 エヴァRT初号機 TRICK STAR(井筒仁康)とNo.32 Moto Map SUPPLY(青木宣篤)も白熱のバトルを展開。青木が至る所でインを伺うが、井筒がしっかりとマークし5位の座を渡さなかった。

そしてトップを走るNo.21 ヤマハファクトリーは、ポル・エスパルガロがミスのない安定した走行を披露。136周おわりでピットインすると、なんとピットロードでファンに手を振る余裕っぷり。残り2時間の走行に向けて何も問題がなさそうな様子だった。

No.12 ヨシムラ スズキ Shell ADVANCE《写真提供 鈴鹿サーキット》

No.12 ヨシムラ スズキ Shell ADVANCE《写真提供 鈴鹿サーキット》

No.21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM《撮影 益田和久》

No.21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM《撮影 益田和久》