「ATP500 バルセロナ」(スペイン・バルセロナ/4月22~28日/クレーコート)の大会5日目、男子シングルス準々決勝で第4シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界104位のロベルト・カルバレ…

「ATP500 バルセロナ」(スペイン・バルセロナ/4月22~28日/クレーコート)の大会5日目、男子シングルス準々決勝で第4シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界104位のロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)と対戦。錦織が6-4、7-5のストレートで勝利し、準決勝進出を決めた。試合時間は1時間53分。

勝利した錦織は準決勝で、第7シードの世界14位ダニール・メドベージェフ(ロシア)と対戦することが決まっている。メドベージェフは準々決勝で世界81位ニコラス・ジャリー(チリ)を破っての勝ち上がり。

この試合第1セット立ち上がりでブレークに成功し、6-4で先取した錦織。第2セットも第1セットでいきなり0-40としたものの、3本のブレークポイントをしのがれ、ここはブレークならず。

第3ゲームにも2度のブレークポイント、さらに第5ゲームにまたも0-40の大チャンスを掴んだ錦織。しかし、カルバレス バエナがその都度しぶとく粘り、なかなかブレークを奪うことができなかった。

錦織の3-4で迎えたサービスゲーム。難しいスマッシュをネットにかけて、今度は逆にブレークポイントを握られるも、そこからギリギリの攻防を錦織が制し、2本のブレークポイントをセーブしてキープした。

すると5-5で迎えたリターンゲーム、錦織がバックのストレートを決めて30-40とすると、右足の太ももを押さえ座り込んだカルバレス バエナ。次のポイント、錦織がこのセット9回目のブレークポイントで遂にブレークに成功し、最高のタイミングで1ブレークアップのリードを奪った。

カルバレス バエナが足のマッサージを受けたあと、続く第12ゲームが錦織のサービング・フォー・ザ・マッチに。錦織はここをしっかりと締めて、同大会3年ぶりベスト4入りを決めた。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 バルセロナ」での錦織

(Photo by Marc Gonzalez Aloma/Action Plus via Getty Images)