ニックスで引退を決めるも、サンズ殿堂入りを願うNBAで14年プレーしたアマレ・スタッダマイアーは、先日ニックスと1日限定の契約を締結後、現役引退を表明した。しかし、スタッダマイアーと言えば、サンズというイメージを持つファンも多いのではないだ…
ニックスで引退を決めるも、サンズ殿堂入りを願う
NBAで14年プレーしたアマレ・スタッダマイアーは、先日ニックスと1日限定の契約を締結後、現役引退を表明した。
しかし、スタッダマイアーと言えば、サンズというイメージを持つファンも多いのではないだろうか? スティーブ・ナッシュとのデュオを中心に、2000年代に速攻をベースとする『ラン・アンド・ガン』という戦術を浸透させたチームの主力として活躍した印象が強い。
実は、スタッダマイアーには引退を表明するためのプランが2通りあった。そのことを本人が『azcentral.com』に明かしている。
引退発表の際、「自分の心は常にビッグアップルに残っていた」と語ったスタッダマイアーだが、2年前からサンズ復帰の道を模索し、チームと連絡を取り合っていたという。
「2年前からサンズと電話で連絡を取るようになったけれど、前向きな返事をもらえなかった。サンズで引退できていたら完璧だったけれど、無理を言いたくはなかった。僕の心は、フェニックスとニューヨークにあったんだ。そして、求められたチームで引退したということさ」
昨年、ナッシュがサンズの殿堂入りを果たし、その式典を見ていたというスタッダマイアーは、「次は自分かもしれない」と思ったそうだ。2002年から10年まで在籍したサンズでは、平均21.4得点(球団史上4位)、4613リバウド(同3位)、722ブロック(同5位)を記録した他、フリースロー成功数では同3位の3044、フィールドゴール成功率でも同7位の54.3%を記録している。
「サンズの殿堂入りを願っている。僕の輝かしいキャリアはフェニックスにいた頃のものだし、ベストな時期もフェニックスだった。僕にはパープルとオレンジ色の血が流れている。自分のルーツはフェニックス。フェニックスで大きく育ち、花開いたんだ」
今度はサンズもスタッダマイアーのラブコールを無視するわけにはいかないだろう。
スタッダマイアーの現役時代を振り返る時、サンズでプレーする姿を想像するファンは多い。彼自身も「自分のルーツはフェニックス」と語る。