DeNA―阪神6  9回、決勝3ランを放ちナインに迎えられる阪神・近本=横浜【写真提供:共同通信社】


■近本光司(阪神)
○5−3 vs横浜DeNA(横浜)
打撃成績/中安 中2 四球 四球 左本③

 阪神の近本光司が25日の横浜DeNA戦で、土壇場の9回2死から逆転3ランを放ってチームを最下位脱出に導いた。

 「1番・センター」で先発出場すると、第1打席に先制点に繋がるセンター前ヒット、第2打席目には左中間を破る2塁打を放って存在感を見せると、第3、第4打席目は四球を選んで出塁。そして迎えた第5打席、2点を追う9回2死1、3塁の場面で打席に入ると、相手守護神・山﨑康晃の1ストライクからの2球目、148キロの外角ストレートを左方向に飛ばし、レフトスタンドに突き刺した。

「(植田)海が三塁にタッチアップしてくれたんで、大きいの狙わずにしっかり叩く気持ちで打席に入れた。少し引っ張ったろうという気持ちで入ったけど、逆方向のギリギリに入って良かったなと思います」と近本。ベンチでは矢野監督を始め、コーチ、そしてチームメートから手荒い祝福。試合後は自身プロ初のヒーローインタビューに照れながらも、決勝弾の直前に同期の木浪聖也がスリーバント失敗でアウトになったことには「しっかり僕がカバーしたろうかなという風に思いました」とキッパリ。頼もしい表情を見せた。

 これで近本は今季4本目の本塁打。新人が4月までに4本塁打を記録するのは、1969年の田淵幸一の3本を抜いて2リーグ分立後、球団初のこと。奮闘を続けるドラフト1位ルーキーの活躍で、チームは3連勝を飾って最下位脱出に成功した。