3~4月に行われたセンバツ高校野球は、東邦(愛知)の30年ぶり優勝で幕を閉じた。平成元年(1989年)の王者が、平成最…

 3~4月に行われたセンバツ高校野球は、東邦(愛知)の30年ぶり優勝で幕を閉じた。平成元年(1989年)の王者が、平成最後の優勝校になる歴史的なフィナーレとなった。平成の31年間で甲子園には数々のスターが生まれた。ファンの間でよく話題となるのが「甲子園ベストナイン」。スポーツライターの西尾典文氏が選出した「平成ベストナイン」は以下の通り。


1(中)藤原恭大(大阪桐蔭)

2(捕)中村奨成(広陵)

3(遊)福留孝介(PL学園)

4(三)松井秀喜(星稜)

5(右)平田良介(大阪桐蔭)

6(一)武内晋一(智弁和歌山)

7(左)中田翔(大阪桐蔭)

8(投)松坂大輔(横浜)

9(二)町田友潤(常葉菊川)

◆投手=松坂大輔(横浜)◆
平成10年(1998年)春夏連覇を果たした横浜のエース。夏の決勝戦ノーヒットノーランなど数々の伝説を残した「平成の怪物」。
【他の候補=森尾和貴(西日本短大付)、ダルビッシュ有(東北)、田中将大(駒大苫小牧)、斎藤佑樹(早稲田実)、菊池雄星(花巻東)、島袋洋奨(興南)、藤浪晋太郎(大阪桐蔭)】

◆捕手=中村奨成(広陵)
平成29年(2017年)夏の甲子園で、PL学園清原の最多記録を更新する1大会6本塁打をマーク。17打点、19安打など数々の打撃記録を塗り替えた。
【他の候補=中谷仁(智弁和歌山)、田村龍弘(光星学院)、森友哉(大阪桐蔭)】

・合わせて読みたい→
ノムさんが選ぶ「平成ベストナイン」 とは?(https://cocokara-next.com/athlete_celeb/katsuyanomura-heisei-best-nine/)

◆一塁手=武内晋一(智弁和歌山)
【他の候補=筒香嘉智(横浜)、坂口真規(智弁和歌山)、清宮幸太郎(早稲田実)】
平成12年(2000年)春準優勝、夏優勝に貢献。当時2年生ながら強打のチームの中心打者として活躍。

◆二塁手=町田友潤(常葉菊川)
【他の候補=都築克幸(日大三)、上本博紀(広陵)、林裕也(駒大苫小牧)】
「セカンドに打ってしまえば望みはありません」という名実況で知られる守備の名手。選抜で優勝した平成19年(2007年)から4季連続で甲子園に出場し、守備でチームを救った。

◆三塁手=松井秀喜(星稜)
ゴジラの愛称で知られるスラッガー。平成4年(1992年)夏の明徳義塾戦「甲子園5打席連続敬遠」は社会現象にもなった。
【他の候補=内之倉隆志(鹿児島実)、古木克明(豊田大谷)、河合完治(中京大中京)、我如古盛次(興南)】

◆遊撃手=福留孝介(PL学園)
平成6年(1994年)の2年春、3年春夏と出場。バックスクリーン弾、2打席連発など高校生離れした打撃を披露。
【他の候補=元木大介(上宮)、森岡良介(明徳義塾)、浅村栄斗(大阪桐蔭)、北條史也(光星学院)、根尾昂(大阪桐蔭)】

◆外野手=平田良介(大阪桐蔭)、中田翔(大阪桐蔭)、藤原恭大(大阪桐蔭)
「平成の横綱」大阪桐蔭の3人が独占。平田は3年夏に大会タイ記録となる1試合3本塁打。中田は1年夏から活躍し、藤原は平成30年(2018年)春夏連覇を牽引。
【他の候補=萩原誠(大阪桐蔭)、原島正光(日大三)、鵜久森淳志(済美)、オコエ瑠偉(関東一)】

 また、ベースボールライターの小関順二氏は、松坂大輔が甲子園に登場した後の「松坂後(平成10年以降)ベストナイン」を選出している。

投手=松坂大輔(横浜)

捕手=中村奨成(広陵)

一塁=清宮幸太郎(早実)

二塁=峯本匠(大阪桐蔭)

三塁=西川遥輝(智弁和歌山)

遊撃=今宮健太(明豊)

外野=中田翔(大阪桐蔭)

外野=筒香嘉智(横浜)

外野=大谷翔平(花巻東)

 平成の甲子園を彩ったスター、懐かしのメンバーを思い起こすだけでも楽しい。

 今年の夏は新元号「令和」で迎える最初の大会。新スターの誕生が待ち遠しい。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]