今週開催されるWRCアルゼンチンに、ヒュンダイはドライバーズ、マニュファクチャラーズの両選手権リーダーとして臨む。今戦ではコルシカに参戦したセバスチャン・ローブに代わり、アンドレアス・ミケルセンが戦線に復帰。ドライバーズ選手権首位のティエリー・ヌービル、ダニ・ソルドとともに、ヒュンダイi20クーペWRCを駆る。

ヒュンダイ勢としては、2016年にヘイデン・パッドン、2017年にヌービルと、2年連続で制しているアルゼンチン。昨年はヌービルが2位、ソルドが3位とダブルポディウムを果たしており、相性のいいイベントだ。規定によりヨーロッパ外でのテストを行うことができないため、アルゼンチンと続くチリ戦向けのテストは、ポルトガル北部で実施した。

前戦コルシカでは、最終ステージの劇的な結末の末に今季初勝利をマークしたヌービル。選手権リーダーとして迎えるアルゼンチンの初日は先頭走行を担うことになる。
「ラリーアルゼンチンは、厳しいステージと最高の雰囲気を持つ素晴らしいイベント。シーズンで最もラフなラリーの一つなので、慎重なアプローチが求められる」とヌービル。
「マシンに注意を払わなくてはならない一方で、思い切りアタックできるセクションもある。バランスが重要だ。いいリズムをつかまなくてはならないが、必要に応じてプッシュできるようにもしておかなくてはならない。コルシカで優勝し、さらに勝利を重ねたいが、厳しいイベントであることも分かっている。特に、先頭で走行しなくてはならないからね」

昨年のアルゼンチンでは5位に食い込んでいるミケルセンは、メキシコ以来となるWRC参戦に臨む。
「アルゼンチンは、自分の好きなグラベルラリーの一つ。ものすごい数の観客や情熱的なファンがいて、信じられないような雰囲気を盛り上げてくれる」とミケルセン。
「ステージはとてもコンディションがよく、他のグラベル戦よりも少しサンディなのでグリップレベルも高い。だからコーナーではドリフトできるし、全開でプッシュできる。エルコンドールやミナクラベロのような、アルゼンチンの名門ステージは、人間にもマシンにも究極の試練だね」

昨年のアルゼンチンで、ヌービルとともにポディウムに上がっているソルドは「アルゼンチンは本当に観客がアメージングで特別なイベント。いつも楽しみにしている」とコメント。
「カレンダーの中でも最もラフなイベントではあるが、エルコンドールやミナクラベロのように、本当にドライビングが楽しい素晴らしいステージもある。メキシコではグラベルのペースを掴み、初日はトップ争いもしていた。このレベルのパフォーマンスをアルゼンチンでも再現したい。自分たちにもチームのためにも、いいリザルトを収めるために全力を尽くす」