写真:平野美宇(日本生命)/撮影:ittfworld

<2019世界卓球選手権大会・個人戦(ハンガリー・ブダペスト) 2019年4月21日~4月28日>

現地時間24日、女子シングルスは3,4回戦、女子ダブルスは3回戦が行われた。また、混合ダブルスはメダル決定戦の準々決勝まで終了した。

平野、加藤がシングルス8強

女子シングルス3回戦には日本代表の5名全員が勝ち進んだ。3回戦注目のカードとなった伊藤美誠(4月世界ランキング7位・18歳・スターツ)対孫穎莎 (同29位・18歳・中国)の試合は、孫が主導権を握る。中国期待の若手に対して伊藤は1ゲームを奪うにとどまり、1-4で敗れた。上位進出が期待された伊藤は3回戦で早くも姿を消した。

3回戦、加藤美優(同22位・20歳・日本ペイントホールディングス)が金星を挙げる。世界ランクトップ10の鄭怡静(同8位・27歳・チャイニーズタイペイ)に対して持ち味を発揮し、4-2で勝利。大舞台でランキング格上を破る快挙を成し遂げた。

3回戦は他の日本代表、石川佳純(同6位・26歳・全農)、平野美宇(同9位・19歳・日本生命)、佐藤瞳(同13位・21歳・ミキハウス)の3名もそろって勝利し、加藤を含めた4名が4回戦に進出した。

続いて行われた4回戦、好調の加藤美優は再びチャイニーズタイペイの陳思羽(同24位・25歳)と対戦。勢いそのままに4-0で完勝し、前回大会のベスト16を上回るベスト8入りを決めた。平野美宇は蘇慧音(同41位・21歳・中国香港)との対戦だったが、4-2で勝利し、こちらもベスト8を決めた。

佐藤瞳は王曼ユ(同4位・20歳・中国)との対戦。佐藤は世界最高峰のカット技術で同世代の中国選手に応戦する。2ゲームを奪う健闘を見せたが中国の壁は高く、あと一歩のところで敗れた。石川佳純はTリーグでチームメイトの杜凱栞(同12位・22歳・中国香港)と対戦した。手の内を知るチームメイト対決は接戦となったが、勝利をつかんだのは杜凱栞だった。佐藤と石川はベスト16で敗退となった。

25日、メダルをかけた準々決勝

25日には女子シングルス準々決勝が行われる。勝ち進んだ日本代表のカードは平野美宇×丁寧(同1位・28歳・中国)と加藤美優×劉詩ブン(同5位・28歳・中国)の2カード。両者ともに中国とのメダル決定戦となった。

平野は前回大会に続く2大会連続のメダルに、好調の加藤は初のメダル獲得に期待がかかる。

女子ダブルスは日本の2組が8強

女子ダブルス3回戦に進出した早田/伊藤と佐藤/橋本はともに3回戦を4-0で突破しベスト8入りを決めた。

25日にはメダルをかけた準々決勝が行われ、早田/伊藤はチャ・ヒョシム/キム・ナムへ(北朝鮮)と、佐藤/橋本は鄭先知/劉馨尹(チャイニーズタイペイ)と対戦する。日本ペアのメダルをかけた戦いに注目だ。

混合ダブルスの吉村/石川は3大会連続のメダル確定

混合ダブルス3回戦を突破し、準々決勝に勝ち残った吉村真晴(名古屋ダイハツ)/石川佳純(全農)と森薗政崇(岡山リベッツ)/伊藤美誠(スターツ)がメダルをかけた戦いに挑んだ。

全日本チャンピオンの森薗/伊藤はフランチスカ/P.ソルヤ(ドイツ)との対戦だった。3つのゲームがデュースにもつれる接戦となったが、軍配はドイツペアに。2-4で全日本チャンピオンペアは敗退となった。

吉村/石川はピシュテイ/バラージョバ(スロバキア)と対戦した。第1ゲームを奪われるが、日本ペアは勝負強さを見せ、4-2で勝利。3大会連続のメダルを確定させた。

同ペアは大会直前に急遽エントリーされたが、長くペアを組む2人の高い実力を見せた。準決勝は25日に行われる。相手は森薗/伊藤を破ったフランチスカ/P.ソルヤ(ドイツ)。チームメイトの借りを返し、決勝を目指す。

世界卓球4日目 日本女子の結果

<女子シングルス 3回戦>
○佐藤瞳 4-0 ウー・ユエ(アメリカ)
11-7/11-7/11-7/14-12

○平野美宇 4-2 チャン・モー(カナダ)
11-6/13-11/11-13/7-11/11-4/11-4

○石川佳純 4-0 リー・チャン(ポーランド)
11-7/14-12/11-3/11-4

伊藤美誠 1-4 ○孫穎莎(中国)
6-11/9-11/9-11/15-13/2-11

○加藤美優 4-2 鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
14-12/8-11/11-4/8-11/11-9/11-5

<女子シングルス 4回戦>
○平野美宇 4-2 蘇慧音(中国香港)
11-8/11-6/8-11/7-11/11-4/11-7

佐藤瞳 2-4 ○王曼ユ(中国)
11-9/4-11/9-11/11-8/4-11/9-11

石川佳純 3-4 ○杜凱琹(中国香港)
6-11/6-11/11-7/9-11/11-4/11-6/9-11

○加藤美優 4-0 陳思羽(チャイニーズタイペイ)
11-7/11-6/11-7/11-7

<女子ダブルス 3回戦>
○早田ひな/伊藤美誠 4-0 陳思羽/鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
11-8/11-7/11-2/11-8

○佐藤瞳/橋本帆乃香 4-0 田志希/李ジオン(韓国)
11-9/11-8/12-10/12-10

<混合ダブルス3回戦>
○吉村真晴/石川佳純 4-2 スディ/ペルゲル(ハンガリー)
5-11/14-12/6-11/11-6/11-8/12-10

○森薗政崇/伊藤美誠 4-0 張禹珍/崔孝珠(韓国)
11-7/11-9/11-3/11-6

<混合ダブルス準々決勝>
○吉村真晴/石川佳純 4-2 ピシュテイ/バラージョバ(スロバキア)
6-11/11-8/11-5/8-11/11-7/11-8

森薗政崇/伊藤美誠 2-4 ○フランチスカ/P.ソルヤ(ドイツ)
11-13/8-11/11-3/13-11/13-15/8-11

文:ラリーズ編集部