写真:吉村真晴(右・名古屋ダイハツ)と石川佳純(全農)/撮影:田村翔(アフロスポーツ)

<2019世界卓球選手権大会・個人戦(ハンガリー・ブダペスト) 2019年4月21日~4月28日>

24日、世界選手権の混合ダブルス準々決勝が行われ、吉村真晴(名古屋ダイハツ)/石川佳純(全農)ペアがピシュテイ/バラージョバ(スロバキア)ペアを下し、準決勝進出を決めた。この勝利で、2015年の銀メダル、2017年の金メダルに続き、今大会でも銅メダル以上を確定させた。

第1ゲームは長身から繰り出されるスロバキアペアのボールに苦戦した吉村/石川ペア。特に男子選手(ピシュテイ)の独特なバックハンドに対応できず、11-6で先制を許した。

第2ゲームからは落ち着いて相手のボールに対応し始め、先に攻撃する機会も増加。ペースをつかんだ日本ペアが11-8とゲームを奪い返した。これで勢いに乗った吉村/石川ペア。ディフェンディングチャンピオンの実力を発揮し、続く第3ゲームも11-5と相手を圧倒した。

第4ゲームは序盤の5連続失点が響いて落とす。第5ゲームも5連続失点からスタートする嫌な展開になったが、早い段階で追いつき、そのままゲームを取得。メダル確定まであと1ゲームとした。

第6ゲームは二人の攻撃がうまく噛み合い、10-6とマッチポイントを迎えた。ここで1点返されたタイミングで、タイムアウト。最後は吉村のバックドライブが決まり、メダルを確定させた。

日本ペアの試合後のコメント

石川は「苦しい時こそ、ペアの実力が試される。お互い励ましあってメダルが取れた。同じペアで3大会連続のメダルはなかなか無いこと。急なペア変更だったが自信はあった。また明日はチャレンジャーとして向かって行きたい」と翌日の準決勝に向けての意気込みを語った。

吉村は「本当に勝てて良かった。凡ミスが多く、修正もなかなか出来なかったが最後はパートナーを信じて気合で乗り切った。まだメダルが確定したところだが、1回代表から外れたこともあり、選んでくれた協会への感謝の気持ちや、急なエントリーとなって調整が難しかったことなどもあり、ホッとした。シングルスでは前で両ハンドの速い卓球に切り替えていた中で、急なダブルスエントリーでフォア主戦をしなければいけないのは本当に難しかった。(シングルスで敗れた弟の)和弘からも『いつでも練習相手使ってくれ』と言われて、『ありがとう、和弘の分も暴れてくるわ』と伝えた。自分一人でここに立てているとは思っていない」と安堵で目を潤ませた。

試合のスコア

<混合ダブルス 準々決勝>
吉村真晴/石川佳純 4-2 ピシュテイ/バラージョバ(スロバキア)
6-11/11-8/11-5/8-11/11-7/11-8

文:ラリーズ編集部