写真:森薗政崇(左・岡山リベッツ)と大島祐哉(木下グループ)/撮影:田村翔(アフロスポーツ)<2019世界卓球選手権大会・個人戦(ハンガリー・ブダペスト) 2019年4月21日~4月28日>23日、世界選手権の男子ダブルス2回戦が行われたが…

写真:森薗政崇(左・岡山リベッツ)と大島祐哉(木下グループ)/撮影:田村翔(アフロスポーツ)

<2019世界卓球選手権大会・個人戦(ハンガリー・ブダペスト) 2019年4月21日~4月28日>

23日、世界選手権の男子ダブルス2回戦が行われたが、森薗政崇(岡山リベッツ)/大島祐哉(木下グループ)がフランスペアに惜しくも敗れた。

体格が一回り大きいフランスペアに対し、森薗/大島ペアはフットワークで対抗。サウスポーのルベッソンが放ったクロスへのチキータを大島が大きく飛びついて狙い打つ。しかし、フランスペアのボールは威力がある上、コースが分かりにくい。得意のラリーに持ち込めずに第1ゲームを落とした。

ゲームカウント1-2で迎えた第4ゲーム、5-7の劣勢から粘り強いプレーで追いつく。両者タイムアウトを取り合う、勝負を懸けたゲームとなったが流れを渡さず日本ペアが15-13で追いついた。

第5ゲームを奪われ、後が無くなった第6ゲーム。大島が体重を乗せた威力あるフォアハンドを要所で決めると、森薗も相手のフォアサイドをノータッチで抜くチキータを見せる。11-6でこのゲームを制し、最終ゲームに望みをつないだ。

最終第7ゲーム。先に5本を取られてチェンジコートする苦しい展開に。エッジボールに見舞われる不運にも屈せず、8-7で遂に逆転。大島の流しフリックから森薗がフォア強打で決める見事なコンビネーションも見せ9-7とするも9-9に追いつかれる。

9-9から日本ペア有利なラリーの途中で隣のコートからボールが飛んできて、プレーが中断。この場面で相手の連続チキータに対し、大島が2本連続でフォアドライブをオーバーミス。フルゲーム9点の接戦の末に前回大会の銀メダリストが2回戦で姿を消した。

森薗は今大会は3種目にエントリーしており、男子シングルスと混合ダブルス(伊藤美誠とペア)に望みを託す。

試合のスコア

<男子ダブルス 2回戦>
森薗政崇/大島祐哉 3-4 フロール/ルベッソン(フランス)
8-11/11-7/7-11/15-13/6-11/11-6/9-11

文:ラリーズ編集部