「ATP500 バルセロナ」(スペイン・バルセロナ/4月22~28日/クレーコート)の大会2日目。男子シングルス2回戦で、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がニコラス・ジャリー(チ…

「ATP500 バルセロナ」(スペイン・バルセロナ/4月22~28日/クレーコート)の大会2日目。男子シングルス2回戦で、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)がニコラス・ジャリー(チリ)と対戦。ズベレフは6‐3、5‐7、6(5)‐7で敗れ、初戦敗退となった。

両者は今回が初めての対戦。ズベレフはシードのため2回戦が初戦となったが、ラッキールーザー(予選で敗退したものの、本戦に欠場者が出たことによる繰り上がり出場)の世界81位ジャリーに金星を献上してしまった。

ズベレフはミスが多く、アンフォーストエラーを49本記録。果敢に攻めるジャリーの方がアンフォーストエラーは64本と多かったが、ウィナーは31本。ズベレフのウィナーは19本に留まった。またズベレフはダブルフォルトが10本と、サーブで簡単にポイントを落とす場面も多く、セカンドサーブポイント獲得率はわずか37%だった。

ズベレフはこれで3月以降は3勝5敗の負け越し。得意のクレーコートシーズンに入っても、2勝3敗だ。ワイルドカード(主催者推薦枠)で急遽参戦を決めたこの大会でも、世界3位らしい結果を出すことができなかった。

ズベレフはこの後、昨年優勝した「ATP250 ミュンヘン」、同じく優勝した「ATP1000 マドリード」、準優勝した「ATP1000 ローマ」が控えており、復調できなければ大量にポイントを失う可能性がある。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 バルセロナ」でのズベレフ

(Photo by David Ramos/Getty Images)