◆平成31年度東京六大学野球春季リーグ戦◆4月22日 対明大 明治神宮球場打撃成績守備位置選手名・学年・出身校打数安打打点[7]宮崎 仁 (コ1=大阪桐蔭) 410[4]江藤 (済4=東海大菅生) 410[3]山田 (コ1=大阪桐蔭)310…

◆平成31年度東京六大学野球春季リーグ戦◆

4月22日 対明大 明治神宮球場

打撃成績

守備位置選手名・学年・出身校打数安打打点
[7]宮崎 仁 (コ1=大阪桐蔭)
[4]江藤 (済4=東海大菅生)
[3]山田 (コ1=大阪桐蔭)
[5]柴田 (社1=札幌第一)
[2]藤野 (営4=川越東)
[9]中嶋 (コ3=佼成学園)
[8]小野 大 (文4=横浜)
金川 (社2=立教新座)
[6]宮 慎 (コ3=市立船橋)
[1]田中誠 (コ4=大阪桐蔭)
中川 (コ3=桐光学園)
鷲津 (現4=世田谷学園)
中﨑 (観3=立教新座)

投手成績

選手名・学年・出身校投球回球数被安打奪三振与四死球自責点
田中誠 (コ4=大阪桐蔭)7 2/3131
中川 (コ3=桐光学園)1/3
中﨑 (観3=立教新座)

1勝1敗で迎えた紫合戦最終日。1回戦と同様の顔がマウンドにそろった。両チームのエース・田中誠(コ4=大阪桐蔭)、森下(4年=大分商)による熱い投げ合いの様相を呈していたが、6回に犠飛を浴び先制され均衡が破られる。一方打線は森下の前に計10三振と、捉えきれず。そのまま軍配は明大に上がった。


試合終了後、悔しさに首を捻る藤野(営4=川越東)

昨日の敗戦を踏まえ打線を大幅に変えた立大。トップバッターに宮﨑(コ1=大阪桐蔭)、3番に本塁打を放った山田(コ1=大阪桐蔭)、4番には今春不動のホットコーナーの男・柴田(社1=札幌第一)を置き、1年生中心の布陣となった。しかしドラフト候補右腕の前に快音は響かず。7回まで1安打に抑えられてしまう。8回には中嶋(コ3=佼成学園)の二塁打から金川(社2=立教新座)が12球の粘りを見せた末、進塁打。続く宮(コ3=市立船橋)の内野ゴロの間になんとか1点を奪う。しかし反撃はここまで。9回には宮﨑、山田の安打でチャンスを作るもあとが続かなかった。

18番の力投も届かなかった。1日空けての先発となった田中誠。序盤から飛ばしていき安打や四死球を出しつつも、要所を締める投球でアウトを重ねていく。試合が動いたのは6回、先頭打者に二塁打を許すと、犠打と犠飛で先制されてしまう。だが、このまま崩れはしない。7回にも先頭打者に二塁打を浴びてしまうが、犠打は決めさせず一死。その後も2つの内野フライで切り抜け、エースは吠えた。


7回二死一、二塁の場面を切り抜け、雄たけびを上げる田中誠

その後、8回にさらに3点を献上し、試合終了。田中誠は試合後「悔しい気持ちだけ」と肩を落とした。それでもマウンドを降りた彼をスタンドは惜しみない拍手で迎えた。一方で明大のエースの前にわずか4安打の野手陣に大きな課題が残る形となった。優勝への道のりは限りなく険しくなってしまったが、このまま寝込む立大ではない。再来週の法大から巻き返し、秋へのリベンジを誓う。
(4月22日・川田怜旺)

♦コメント♦
溝口監督#30 (90年度卒=湘南)
「(本日の試合について)3戦目で勝つということが、今年のスローガンの打破につながると思ったのですが、またできませんでした。非常に残念です。(次戦の法大戦について)秋の覇者でもありますし、ポテンシャル的にはリーグナンバーワンなのではないかなと思います。対等な気持ちでいくのではなくて、自分たちの今の実力を踏まえた上で、どうやったら勝てるのかということを考えて全力でぶつかりたいと思います。」

先発の田中誠をリードした主将・藤野#10
「1回戦で完封して中1日で登板した田中誠がエースとしてゲームを作って、良いピッチングをしてくれました。優勝は厳しくなりましたが、神宮で試合ができることは秋に必ずつながると思うので、その中で集中力を切らさずに、気持ちをいれてやらなければいけないと思います。」

中1日で先発した田中誠#18
「正直、5回以降は力が入らなかったです。冷静に振り返ってみたら、ボールも置きにいっていた部分がありました。ただただ、悔しいっていう気持ちだけですね 。ですが、その中でも「なんとか粘って自分の投球を」という気持ちは最後までありました。そういう気持ちで(試合に)臨むものだと自分は思っているので。自分が『いきます』と言わせていただいた後に打たれたというのは申し訳ないです。」