東京2020オリンピック競技大会まで500日を切った今春、競技の魅力やアスリートの息づかい輝くプレー数々、アスリート語録…

東京2020オリンピック競技大会まで500日を切った今春、競技の魅力やアスリートの息づかい輝くプレー数々、アスリート語録をWebマガジンに特別編集。その名も「ROAD TO TOKYO2020~昭和から平成そして令和にバトンをつなぐ東京五輪~」

2020年の東京五輪での金メダル獲得に向け、日本代表を率いる柳田将洋の決意と覚悟を聞いてみた。大きな責任が伴う日の丸の主将になることは大きなプレッシャーではなく、自身のモチベーション向上への瞬間だったと語る「龍神NIPPON」支柱が、自身の持つキャプテンシーを明かしてくれた。

「キャプテン就任はコミュニケーションの第1歩」

写真協力/スタジオアウパ

社会人選手からプロ選手になり、今まで味わうことのなかったバレーボールとの向き合い方については、アスリート・柳田将洋スタイルを確立した。そのこだわりは、世界へ通じる技術だ。海外挑戦について語ってくれた珍しい瞬間。彼は、わざと自分を追いつめる環境に身を置いて、見る事ができた自分の立ち位置があるという。

「世界基準でプレーしたい」

彼がトレーニング中心の毎日を過ごしていることが想像できるインタビューだった。普段、あまり伝え聞くことのなかった柳田将洋のプライベートもや海外生活、休日の過ごし方などを聞いてみる。バレーボールから離れるときにみせる別の表情、さらに意外な一面も見えてきた。人混みは苦手らしく、休日はのんびり過ごすことが多いようだ。

「ROAD TO TOKYO2020~昭和から平成そして令和にバトンをつなぐ東京五輪~」、柳田将洋というアスリートの人間性から未来を展望するのは、スポーツアンカー/田中大貴氏だ。取材を通じて感じた柳田将洋像とは?

「万死一生という言葉で表現したいなと(田中大貴氏)」

写真協力/スタジオアウパ

会った瞬間、彼の全身から「覚悟」という二文字が滲み出ていました。決死の覚悟で挑むポーランドリーグ挑戦。日本からドイツへ、そして昨年からポーランドへと活躍の舞台を移す柳田選手。今年から日本代表キャプテンに就任し、東京五輪へ名実ともにバレー界の顔となりました。なぜ覚悟を持って孤独な海外挑戦を続けるのか。その思いの根底には日本バレーボール界の未来の為に「日本と海外の架け橋になる」という熱き思いがありました。

東京2020大会は、全55競技(オリンピック33競技・パラリンピック22競技)の開催が予定され、誰もがその雄姿に思いを馳せ、熱狂していくシナリオは揃っている。 体操や競泳、柔道、レスリングなど日本のお家芸だけで なく、追加種目の野球、ソフトボール、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンにも注目だ。

『スポーツブル』が願うことは、東京から世界へとスポーツを通して感動の瞬間とドラマ、そして選手の内なる声を、より早く、より深く、伝え、見る者の 心を揺さぶる熱狂を届けること。新しい令和という新時代と共に迎える東京2020大会。最高の舞台で、満開に耀く歓喜の瞬間を共有したいと願っている。 

取材・文/スポーツブル編集部 写真協力/スタジオアウパ 

【柳田将洋profile】

柳田将洋(やなぎだ・まさひろ)2010年3月、東洋高校で春の高校バレーに主将として出場し優勝を果たすと、 2013年に日本代表に初選出。Vリーグの2015-2016シーズン、サントリー・サンバーズに所属し、最優秀新人賞に輝いた。2017年にサントリーを退団しプロ転向、ドイツの1部リーグでプレー。2018年日本代表の主将に就任すると、さらなる飛躍を目指し、ポーランド1部リーグに移籍したバレーボールのプリンス。

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