「ATP1000 モンテカルロ」(モナコ・モンテカルロ/4月14~21日/クレーコート)は、ファビオ・フォニーニ(イタリア)のマスターズ1000初優勝で幕を閉じた。その一方で、第10シードで出場したダニール・メドベージェフ(ロシア)も存在感…

「ATP1000 モンテカルロ」(モナコ・モンテカルロ/4月14~21日/クレーコート)は、ファビオ・フォニーニ(イタリア)のマスターズ1000初優勝で幕を閉じた。その一方で、第10シードで出場したダニール・メドベージェフ(ロシア)も存在感を見せた。

メドベージェフは2014年のプロ転向後から昨年まで、ツアーレベルでのクレーコート戦績は通算2勝11敗。通算勝率わずか15.4%だった。ハードコートでの通算勝率が64.3%、芝コートでも59.1%であることから、明らかにクレーコートを苦手としていた。

しかし、今年のクレーコート初戦となった「ATP1000 モンテカルロ」では4勝を挙げ、1大会でキャリア通算のクレーコート勝利をあっさり上回った。

それだけでなくマスターズ1000の舞台で初めてベスト4進出(ベスト8も自身初)したほか、これまで一度しかなかったトップ10からの勝利を、世界8位のステファノス・チチパス(ギリシャ)、そして世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)から奪った。

クレーコートでも戦えることを証明したメドベージェフが、「全仏オープン」を含むクレーコートシーズンでどんな結果を残すか期待される。

【メドベージェフの「ATP1000 モンテカルロ」での戦績】

〇1回戦 対ジョアン・ソウザ(ポルトガル) 6-1、6-1

〇2回戦 対ラドゥ・アルボット(モルドバ) 6-1、6-2

〇3回戦 対ステファノス・チチパス(ギリシャ) 6-2、1-6、6-4

〇準々決勝 対ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 6-3、4-6、6-2

●準決勝 対ドゥサン・ラヨビッチ(セルビア) 5-7、1-6

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 モンテカルロ」でのメドベージェフ

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)