“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8耐の決勝に向けて、一気にペースを上げてきたのが名門チームのヨシムラ スズキ Shell ADVANCEだ。トップ10トライアルでエース津田拓也が2分06秒405を叩き出すと2番手グリッド獲得となった。「マシンのセ…

“コカ・コーラ ゼロ”鈴鹿8耐の決勝に向けて、一気にペースを上げてきたのが名門チームのヨシムラ スズキ Shell ADVANCEだ。トップ10トライアルでエース津田拓也が2分06秒405を叩き出すと2番手グリッド獲得となった。

「マシンのセットアップにずっと苦しんでいたけれど、なんとか間に合ったという感じです。トップ10トライアルでは去年のタイムを上回ることができたし、去年以上のレースができます」と津田は自信をのぞかせる。

そして第2ライダーのジョシュ・ブルックスは「レースウィークの走り出しから、たしかに少しバタバタした感はあったけれど、名門チームのヨシムラだから、最後には決めてくれると信じていたし、実際にそうなった。津田さんはすごく速いし、芳賀さんはベテランライダーなので、みんなの力を合わせてトップを狙っていくよ」とコメントした。

また、トップ10トライアルを走った芳賀紀行は「タイムアタックに入る直前にミスしてしまって、スピードを乗せることができなかったんだ。でも、拓也が好タイムをマークしてくれて、マシンが完成したことを証明してくれた。あとはみんなで力を合わせて戦うのみ。もちろんてっぺんを狙うよ」と、こちらも気合い十分だ。

ヨシムラにとっては、1978年の第1回と1980年の第3回、そして2007年と2009年以来の5勝目を狙う戦いだ。

ヨシムラ スズキ Shell ADVANCEの津田選手《写真提供 鈴鹿サーキット》

ヨシムラ スズキ Shell ADVANCEの津田選手《写真提供 鈴鹿サーキット》