21日に開催された格闘技イベント「RIZIN.15」。初代RIZINバンタム級王者の堀口恭司が、ベン・ウィン(アメリカ)を1ラウンド2分53秒で瞬殺KO。改めて「史上最強のMade in JAPAN」の名を世界に知らしめた。
割れんばかりの大歓声が鳴り止まないなか、
「全部打撃でいこうと思っていた。プラン通り。皆さんの応援が拳にのるので、もっと応援してください!KO一本、おもしろい試合を見せるので、会場に来てください!生の音は違うので、ぜひ来てください!」とファンに向けて呼びかけると、RIZINの榊原信行実行委員長が登壇。
「6月の14日(現地時間)、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン でダリオン・コールドウェル(アメリカ)とベラトールのベルトを懸けて戦います」と発表すると、会場は大熱狂。2018年の大晦日に激闘を制した相手との再戦に、恭司コールが鳴り響いた。
圧巻だった。試合2日前には「しっかりと決める、盛り上がる試合をしたい。イメージはできている」と宣言していた堀口選手。
試合前日の夜は、所属するATT(アメリカン・トップチーム)の同僚で、今大会のメインマッチを飾るキング・モー選手やトレーナー陣と都内の焼き肉店で決起集会を行なっていた。乾杯のスピーチを任された堀口選手は「Welcome to Japan!Let’s win tomorrow!KANPAI!」と挨拶。「King Mo!speech!」とキング・モー選手にスピーチを促すも、「No!」と拒否されるなど、和気あいあいとしたリラックスモードで試合に臨んでいた。
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「試合前でも緊張しない」と話す堀口選手の圧倒的な自信の根源は、絶対的な練習量。
堀口選手のトレーナーを務め、自身もファイターとして活躍したATTのマイク・ブラウン氏は試合前に、
「恭司は模範的な素晴らしい選手だ。彼が住み込んでいるジムの2階の寮は、『Horiguchi Hall』と名付けられて、その看板も設置されたほど。こんなに練習のできる選手は見たことがない。世界一だ。例えば、11時からUFCの1位と6位の2選手とスパーリングが決まっているのに、その前に1時間以上も柔術の練習をして、休むことなく次のスパーリングの練習に移る。ATTでも恭司の次に練習をする選手と恭司の練習量の差は圧倒的だ。100%の自信を持って送り出すよ」。
と、愛弟子のエピソードを語り、圧倒的な勝利を確信していた。
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]